人気の裏返し!? メジャー移籍確実の山本由伸に米識者が「過小評価」の懸念「問答無用で2億ドル以上も与えるべきか?」
オリックスからメジャーの夢舞台へと羽ばたく山本。その挑戦は米球界で小さくない注目を集めている。(C)Getty Images
日本シリーズの終了とともに、球界を代表するエースは動いた。
11月5日、阪神との激闘を終えたオリックスは山本由伸のポスティング承認を正式に発表した。球団は12月15日までに日本野球機構に申請。承認後にメジャーリーグ球団との45日間の交渉期間が始まる。
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山本側も夢舞台に向けて指をくわえて臨むつもりはない。メジャーの酸いも甘いも熟知する米大手『Wasserman』のジョエル・ウルフ氏と代理人契約を締結。複数球団による入札が確実視されているなかで、より良い条件を引き出すための準備は整えている。
史上初となる3年連続の「投手4冠」という実績に加え、25歳という若さも兼ねる。そんな「日本球界最高の投手」というラベルを貼られている山本に対する米球界での評価は、うなぎ上りだ。複数の米メディアが2億1100万ドル(約317億8000万円)以上という大型契約締結の可能性を報道。「このオフシーズンで最も切望される存在」(米専門サイト『MLB Trade Rumors)と伝える媒体もある。
そんな多士済々の移籍市場での人気銘柄となっている山本。だが、彼に対する懸念の声が全くないわけではない。SABR(全米野球研究協会)に所属するジョシュ・ジェイコブス氏は、自身のX(旧ツイッター)でポジティブな話題が居並ぶ現状にクギを刺した。