「今は誰もいない」阪神の後任監督問題について「日本一の投手コーチ」、佐藤義則氏が断言した理由とは
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8月6日の広島戦で7回途中2失点と好投した阪神の藤浪晋太郎投手について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。
【動画】藤浪晋太郎投手 持ってないなぁ~ /【阪神 vs 広島】8月6日 佐藤義則 のワンポイント解説
6日、マツダスタジアムで行われた広島戦に阪神の藤浪は約4か月ぶりとなる一軍先発マウンドに立った。藤浪は7回途中2失点、7奪三振、被安打5と久しぶりの先発登板でしっかりと結果を残した。
佐藤氏は藤浪のピッチングについて「全体的に見るとピッチング自体は悪くなかったかなと思います。死球が2つありましたけど、それは彼の持ち味。ストライクゾーンに来るボールが打者にとって恐怖心があるというのは武器なので、より外角の球が効いて三振を取ることができる。今日はしっかりと外角にストレート、スライダーを投げることができていたので、内容としては良かったかなと思います」と6日の投球の印象を語った。
ただ、まだ本来の藤浪の姿ではないと言う。「今日のボール自体は藤浪の全盛期と比べると、そんなに良いとは言えなかったです。ただ、今日は四球で自滅することなく、ストライクゾーンの中で勝負できていたので抑えられた。あれだけのボールがあるので、ストライク先行で投げられたら相手打線は中々打つのは難しいと思います」と自滅をしなかったことを好投の要因として挙げた。