「浜地の課題は・・・」日本一の投手コーチ、 佐藤義則氏が語る 阪神中継ぎエース、浜地の投球から見えた「問題点」とは!?
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14日に行われた阪神対広島の試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。
【動画】梅野隆太郎捕手 逆転の立役者 /【阪神 vs 広島】9月14日 佐藤義則 のワンポイント解説
9月14日に甲子園球場で行われた、阪神対広島の試合は6-5で阪神が勝利をおさめた。
初回に2点を先制された阪神は、その裏に中野と糸原の連打でチャンスを作ると、大山と原口がランナーを返しすぐに同点に追いつく。そして先発・伊藤将が再度リードを許した5回裏には、糸原の犠飛で再び同点とする。直後の6回に、勝ち越しを許す中、佐藤輝と小幡の連打から、梅野の適時三塁打が飛び出し、逆転に成功。森下をマウンドから引きずり下ろした。その後もマルテの犠飛などでリードを2点に広げた阪神が僅差を守り切り、見事逆転勝利を収めた。
ここまで2度対戦し完璧に抑えられてきた天敵ともいえる広島・森下を攻略し、接戦をものにした阪神には佐藤氏も、
「今日はナイスゲームと言っていい、バッターは粘り強かった」
と、逆転勝利を祝った。
そんな粘り強く戦い抜いた一戦の中でも、7回表ニ死二塁のピンチの場面で4番手で登板し、マクブルームに適時二塁打を許した阪神・浜地投手について言及。今季はキレ味鋭い投球で「勝利の方程式」の一角を担うなど、急成長した浜地にこの日の投球に対しては
「いい球だったけど、コントロールはそこまでかな。もっと変化球を使えればあんなに力まずに済む。真っ直ぐも力んでしまうから高めに浮いて、良いコースに行かない」
と、高卒6年目右腕に関して変化球の使い方など、緩急を使ったピッチングを課題とした。