侍ジャパンの救援陣は”日本一の投手コーチ”の目にどう映った?「連打を食らうような投手はいない」唯一の心配は”愛弟子”の出来
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野球日本代表「侍ジャパン」が3月10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2戦の韓国戦で、13-4の大勝を収めた。先発のダルビッシュ有(36)が3点を食らってヒヤッとさせたが、その後に打線が爆発。継投した投手陣も安定したピッチングを見せ、追加点をソロホームランの1点に抑えた。
この投手陣のパフォーマンスを、現役時代に最多勝や最優秀防御率など数々のタイトルを獲得し、引退後はダルビッシュや田中将大(33)らを育てた”日本一の投手コーチ”佐藤義則氏は、どう見たのか。
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「継投した投手陣も良かったね。今永(昇太)はホームランは打たれたけど、ボールに力があったし、チェンジアップの抜けも素晴らしかった。宇田川(優希)も”らしさ”が出て三振がも取れている。髙橋(宏斗)も良かった。球に力があるし、やっぱり選ばれてるだけはあるかなって感じはしたね」
救援陣の出来はすこぶる良好で、佐藤氏は「みんなスピードがあるから、フォアボールさえ出さなければ、そんなに連打を食らうようなピッチャーはいないと見ている。1イニングだったら、なかなか打たれないと思うよ」と太鼓判を押す。
唯一の気がかりが楽天時代の”愛弟子”のピッチングだという。
「松井(裕樹)は心配かな。やっぱりまだボールが高い。今年もキャンプで会う機会があって、いろんな話をした。本人も言っていたけど、もうちょっと重心を下げて低く出たい。悪く言ったら背伸びして投げてるようなところがあるから、どうしてもボールが高くいきやすい。だからボールが抜けたり、変化球でも抜けてしまうことがあるよね」