J1浦和・柏木が禁止されていた外食でまさかの退団
「浦和の太陽」がチームを去る。サッカーJ1の浦和レッズは16日、沖縄キャンプ中の外食など規律違反のあった元日本代表MF柏木陽介(33)の退団を発表した。柏木の移籍先を探す方向で調整している。
新型コロナウイルス感染拡大の状況で、クラブは沖縄キャンプ中のコンビニ以外への外出を禁止していた。だが柏木はキャンプ中の4日にチームメートのFW杉本健勇(28)と飲食店を貸し切って、飲酒を伴う外食をしたことが内部通告により発覚した。
2人には厳重注意と罰金処分が科され、6日の練習から外された。柏木は「多くのサポートをいただいているなかでキャンプやJリーグが開催できているという自覚が足りず、このような行動に至ったことを深く反省しています」と謝罪コメントを発表した。
柏木と面談した戸苅淳フットボール本部長は「外食した理由は『長いキャンプでストレスを感じていた』と話していた」と明かした。杉本は10日に練習復帰したが、柏木は2度目の規律違反だっただけに、離脱したままの状態が続いていた。
「過去の規律違反」は昨年秋にフライデーされたタレント原幹恵とのデート騒動だった。20年10月に原とワインバーなどで深夜まで会食していたことが週刊誌のスクープで発覚。柏木は元TBSアナウンサー佐藤渚さんと結婚し、同年3月に第1子となる男の子が誕生している。原とは「友人」と不倫関係を否定したが、柏レイソルでクラスター(集団感染)が発生し、サッカー界全体でコロナ対策をしていた直後だっただけに、クラブから厳重注意を受けていた「前科」があった。