脅威の「.432」 新たに現れた"打てる捕手"にレジェンドOBからも「この好調はしばらく続く」
田宮の打撃に注目が高まっている(C)産経新聞社
交流戦は楽天が球団20年目の節目に初優勝を飾った。
6月16日に行われた広島戦(楽天モバイルパーク)を5-3と勝利。13勝5敗で有終V、本拠地を訪れたファンとともに歓喜のときを迎えた。期間中には逆転の鬼ともいわれたリードオフマンの小郷裕哉の活躍も話題を集めた。
【動画】確信の一発!田宮が本拠地エスコンで放った3ランシーン
交流戦試合は18日の阪神・日本ハム戦(甲子園)を残すが、この期間、多くの球団で躍動した姿を見せた選手も注目された。
現在パ・リーグ打率2位の田宮裕涼もその一人。開幕から好調を維持し、卓越したバットコントロール技術も注目を集める。交流戦に入っても勢いは衰えず、交流戦打率は「.345」、1本塁打、6打点をマーク。特筆すべきはシーズン通しての得点圏打率の高さだ。「.432」は現在、打率首位の近藤健介(ソフトバンク)を上回り、リーグトップの成績となっている。
今季がプロ6年目、なぜ田宮がここまで打てるのか、今後も好調を維持できるか。16日にエスコンフィールド北海道で行われた日本ハム・巨人戦の試合中継(BS朝日)で解説を務めた松田宣浩氏はこう語っている。
まず安打が続く理由については、「まんべんなく(相手投手が)投げた球をヒットゾーンに飛ばせているからこの打率が残っている」として、「これはしばらく続くと思います」と苦手なゾーンが少ないことで今後も好調が続くという見方を示した。