日本代表のアスリートだった両親 子供に素質がなかったらどうする?

タグ: , , 2018/11/16

 人間が生きて行く上で困難のない人生などありえません。そんな困難に直面した時の底力になるのがその経験です。アスリートとして華々しく打ち立てた実績はその後の人生においてパワフルに影響することはほぼゼロに等しいと断言できます。

 我が家には来年、二人の子供が家族の仲間入りをする予定です。私も主人も日本代表のアスリート経験者ですが、その子供たちが何らかの競技で活躍できるとは限りません。素質がないということも十分にあり得るでしょう。私としてはスポーツを通して経験する様々なことがその子の人生を生きる上での強さの土台となれば、それで十分満足です。頑丈な土台を若いときにいかに築くか、それこそがスポーツをする一番の目的であると思います。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]

※コラムの問い合わせはアスリート・マーケティング株式会社まで

横内 由可(よこうち・ゆか)

1977年3月21日、東京都生まれの41歳。
9歳で器械体操を始める。13歳の時に朝日生命体操クラブへ。すぐに全日本選手権大会で個人総合7位入賞を果たし、高2年時にインターハイで個人総合2位に。同年にドルトムント世界選手権に出場し、段違い平行棒の降り技で新技D難度の「ARAI」が誕生。技に自分の名前を持つのは日本女子体操史上3人目の快挙だった。18歳で異種目のクレー射撃へ転向。日本代表で活躍し、02年の釜山アジア大会では団体で銅メダルを獲得。現在は異色の経験を活かし、トップアスリートの人生を応援する「トップアスリート・コンシェルジュ」、企業専門健康支援コンサルタントやスポーツコメンテーターなど幅広く活動している。

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