中野友加里が羽生結弦を徹底解剖!「彼は毎日考えながら生きている選手」
フィギュアスケートのソチ五輪、平昌五輪代表で昨季男子シングル史上初となる「スーパースラム」を成し遂げた羽生結弦。
これまで数々の偉業を達成し人々を驚かせてきた羽生だが、そんな「王者」の強さの秘訣はどこにあるのか。
元フィギュアスケーターで現在は解説者として活動中の中野友加里さんが、元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube「田中大貴のアスリートチャンネル」にゲスト出演し、羽生の強さ、そして人間性について徹底解剖した。
自分は王者、それを守らなければ
昨シーズンの羽生はシーズン初戦のGPスケートカナダ、NHK杯と連続優勝。その後GPファイナル、全日本選手権は2位に終わったものの、今年2月に行われた四大陸選手権で優勝し、男子シングル選手として初めてのスーパースラムを達成した。
昨シーズンの羽生の印象を、中野さんはこう振り返る。
「進化し続ける王者かなと思います。本人の向上心がとても高い。それに加えて、自分がいつもトップにいるのにも関わらず、その自分を超えていく強さがある。どこからその強さが来るのかと思いますね。」
と、中野さんも「アスリートの鑑」と話す通り、王者と言えど常に進化し続けている印象の羽生。
その「強さ」はどこからきているかと問われた中野さんは、
「自分がトップにいても、それでもやはり下からの追い上げは来る。その追い上げに対して突き放すかのような練習をしているんじゃないでしょうか。自分は王者なんだ、そしてそれを守らなければいけないという強さがあるのかなと思います。この強さは日々の練習、そしてタイトルを獲得していく上でついていくものでしょうね。」
と、「王者・羽生」の強さの根本を分析した。