F1参戦の角田裕毅が豪胆ぶりを披露「ミスを恐れずガンガン攻めていく」

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角田裕毅が駆るアルファタウリの今季型車「AT02」((c)RedBull Conrent Pool)


 これだけ前向きな発言が飛び出すのはマシンパッケージが良いことを肌身で感じたからだろう。ホンダも今季が参戦最終年ながら新設計のパワーユニットを送り込む。低重心でコンパクト化もされ、チャンピオンチームのメルセデスに昨季以上に肉薄するのではないかとも予想されている。

 角田がフォーミュラカーのレースに出場したのは16歳となった2016年から。4輪レース歴5年で最高峰カテゴリーをつかんだ。鈴鹿サーキットのフォーミュラレーシングスクールは首席卒業を逃したものの、日本の登竜門カテゴリーのFIA―F4にデビューしてから頭角を現し、タイトルを取って海外へ。F1に併催されているF3、F2をいずれも1年で卒業しており、昨季のF2では24レース中3勝を挙げてランク3位。パフォーマンス自体も申し分ない。ホンダとレッドブルの両系統の育成プログラムにも組み込まれており、お膳立ても整えられている。

 モータースポーツの技能とは全く関係ないものの、彼の出身校にも注目したい。日本人3人目のフルタイムF1ドライバーとなった片山右京を輩出した日大三高に入学し、途中で、ホンダの育成ドライバーの先駆けとなった佐藤琢磨が卒業した和光学園高(東京)に転校。その後は多くのアスリートを送り出している日体大に進んだ。2人のF1経験者が高校の先輩というのも奇妙な縁だ。

 日本人の決勝ベストは3位。鈴木亜久里(1990年日本GP)、佐藤琢磨(2004年アメリカGP)、小林可夢偉(2012年日本GP)の3人が記録している。抜群のレース環境を手に入れた角田であれば、デビューイヤーで3位の壁を越えるかもしれない。

[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)






※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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