レッドブル移籍2戦目の角田裕毅は当面の目標全くぶれず セカンドドライバー泣かせのマシンを「たくさんの薬品が置かれた理科室」とズバリ表現

昇格後2戦目となるバーレーンGPではポイントを持ち帰りたいところだ(C)Getty Images
F1のレッドブルに移籍した角田裕毅が4月10日、第4戦バーレーンGP(13日決勝)の開幕前に記者団の取材に応じ、新天地2戦目となるグランプリの目標をあらためてQ3進出とポイント獲得であると語った。
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「成し遂げたのはQ3進出とポイント獲得。表彰台獲得などと言いたい気持ちは山ほどあるが、ハイパフォーマンスの領域でマシンを操作するのは容易ではないことは分かっている」と語り、「まだクルマのことを学ぶ必要があるからQ3に進めば、それは良い目標になる。もしポイントを獲得したり、レースでマックスを助けられるように彼に接近できれば」と決しては背伸びはしない。
移籍初戦となった前戦日本GP(6日決勝)では今季型車「RB21」をドライブすることが初めてだったこともあり、予選は15番手タイム(決勝は14番グリッド)でレースは12位で入賞を果たせなかったものの、クラッシュやトラブルに巻き込まれることなく、300キロ以上のレース距離を走って習熟度を高めた。
はっきりと分かったのは第2戦中国GPまで所属したレーシングブルズのマシンとはセットアップの方向性に大きな違いがあったことだ。エースのマックス・フェルスタッペン(オランダ)の好みに合わせたマシンコンセプトで、チームメートは常に手をこまねき、今年もレギュラーに大抜てきされたリアム・ローソン(ニュージーランド)は適応できず2戦で更迭され、古巣のレーシングブルズに降格した。