「ちょっと心配だな」侍3連勝も球界OBから指摘された「2つのミス」【WBC】
高木氏も今後に関しては「どういう起用になっていくのか」と気をもんだ上で、今後の戦いを見据えた上で大事なポイントとしてこう続けた。
「準決勝、決勝になったときに守備力はすごく大事になってくる」。今後さらに勝ち上がっていくと、ロースコアの試合となることも予想される。一層守備力は大事になってくるとして、「源田不在」の影響を懸念する場面もあった。
またこの日の試合では先発ピッチャー、サトリアの攻略に序盤は苦しんだ。120キロ台中盤の直球とチェンジアップを操る軟投派右腕には、大谷ですら3回までは2打数無安打と抑え込まれた。国際大会でデータが少ない中、今後もどんな軟投派が出てくるか分からない。この点ではこの日の吉田のバッティングが「見本」となるとした。
高木氏は「あれだけ緩いボールで抑えてくるとなるとアジャストの仕方」が大事になるとして、3回二死二塁、適時打をマークした吉田の打撃について「引き付けてセンターから逆方向に、光りましたね」と評価。しっかり球を引き付けた上で逆方向へ意識を向けることが大事とした。
今日のオーストラリア戦に勝てば、4連勝でB組1位通過が決定。16日の準々決勝へ駒を進める。目指す世界一へ向け、戦いながらも、課題をしっかり解消していきたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】村上宗隆の「4番起用」は是か非か?日本一の投手コーチが見解「あと2試合は使うと思う」
【関連記事】「村上は7番でもいい」ヤクルトのレジェンドOB・古田敦也氏から打順降格が勧められる理由【侍ジャパン】
【関連記事】侍ジャパンに敗れ、崖っぷちの韓国 連敗も現地メディアが栗山監督の発言を称賛「勝者の品格をみせた」