羽生結弦、辛口の夕刊紙も認めたその実力 業界が騒然とした「あの見出し」とは
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大衆ジャーナリズムの「常識」が覆りつつあります。
昭和の時代から夕刊紙--東京スポーツ、日刊ゲンダイ、夕刊フジの3紙は辛口の論調で知られ、帰宅時のサラリーマンの友として、仕事で疲れた心身を癒やしてきました。
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メディア関係者は言います。
「朝刊スポーツ紙とは一線を画した、厳しい筆致こそが夕刊紙の特徴です。東スポならプロレスに競馬、日刊ゲンダイは『反権力』、対する夕刊フジは『親安倍』とカラーも鮮明で、それぞれに熱心な読者がついている。しかし、いずれも問題点を激しく追及する姿勢は一貫しています」
しかし、あるトップアスリートに対しては、持ち前の意地悪さが鳴りを潜めるというのです。
それは誰か…羽生結弦さんです。
前述の関係者は証言します。
「日刊ゲンダイでは、2014年のソチ五輪の報道が今でも語りぐさになっています。完璧な演技を見せた羽生に、ゲンダイは『本紙もケチつけられず』という見出しで最高のエールを送ったのです。ゲンダイ側が自らのキャラクターを踏まえた上でのユーモアにあふれた見出しに、『ゲンダイにここまで書かせる羽生は凄い』と話題になった。羽生にとって、最高の偉業と言えるでしょう(笑)」
ゲンダイだけではありません。これまで数々のスーパースターを遠慮なく「料理」してきたあの東スポですら、羽生の前には真っ当なジャーナリズムを展開してしまうのです。