羽生結弦、プロ転向でさらに際立つ存在感 スポーツメディアの「救世主」である理由
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新たな人生の幕開けと言って良いでしょう。
7月19日の会見でプロ転向を表明した羽生結弦選手のことです。会見当日の朝には一部メディアが「羽生引退」と報じましたが、会見で羽生は独特のユーモアも交え、こう決意表明しました。
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「現役がアマチュアしかないって感じ、不思議です。甲子園の選手が野球を頑張っていて、甲子園優勝しました。プロになりましたって。それって、引退ではないじゃないですか。それと同じ。むしろそこからがスタート。そこからどうやって自分を見せていくのか、どれだけ頑張っていけるかが大事だと思っているので」
ネットニュースの関係者が言います。
「確かにアマチュアの競技会からは卒業しますが、それを『引退』と捉えるのは、あまりに旧来型の思考に囚われているかもしれません。プロ化することで、活躍の選択肢は自ずと増えるし、ファンは『羽生結弦』という希有なアスリートを多面的に体感することができることになるでしょうから」
さらに、こう続けるのです。
「スポーツ新聞社や出版社は現在、『羽生特需』に沸いています。これは彼の物語に『続き』があるからこそ。『引退』する選手だったら、ここまでフィーバーしませんよ」
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