適切なパーソナルスペースを学ぼう!
適切なパーソナルスペースの取り方
アメリカの文化人類学者エドワード・T・ホールは、パーソナルスペースを4つの距離に分類しました。
●密接距離(45cm未満)
家族や恋人など、ごく親しい間柄の人だけに許される距離です。相手の身体にすぐに触れられる距離なので、知らない人が密接距離に入ってくると、恐怖感や不快感を抱きます。
●個体距離(45cm~120cm)
相手の表情が読み取れて、お互いに手を伸ばせば触れることができる距離です。親しい友人や会社の同僚など、気心のしれた相手であれば、この距離に立ち入っても不快な気持ちになることは少ないでしょう。
●社会距離(120cm~350cm)
知らない人との会話やビジネスシーンなどで用いられる距離です。会話はしっかりできますが、手を伸ばしても相手に届かないので安心感があります。
●公衆距離(350cm以上)
セミナー講師と聴講生、選挙の演説者と公衆、ライブ演奏者と観客というような距離です。個人的なやりとりをするのは困難で、一方的なコミュニケーションに適しています。
上記の分類はあくまでも目安ですが、円滑な人間関係を構築するためにぜひ参考にしてください。
コミュニケーションにおいて、相手と適切な距離を保つことは大切です。お互い不快な気持ちにならないために、パーソナルスペースの境界線を侵さないようにしましょう。
【参考】
「【第5回】場面・状況に応じた対人距離とは」.株式会社日立システムズ
https://www.hitachi-systems.com/report/specialist/communication/05.html
(参照 2021-07-01)
「パーソナルスペースから学ぶコミュニケーション法」.医療法人社団 平成医会
https://heisei-ikai.or.jp/column/personal-space/
(参照 2021-07-01)
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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