【ゴルファーのための食事学】『鉄』サプリメントに注意!
鉄の摂取は『サプリメント』で良いの?

結論、私はサプリメントでの鉄分摂取をおすすめしません。理由は、過剰摂取のリスクが大きいと考えるからです。鉄は適正量を摂取することが重要な栄養素です。病院で血液検査を行い、自身に不足している量を補給することが必要です。
鉄の過剰摂取は肝臓を含む各種臓器への悪影響があり、最悪の場合死亡のリスクも増加させます。多く摂取しても身体から排泄されるため問題のない栄養素もありますが、鉄は過剰に蓄積した場合排泄が困難です。適正量を摂取する為に、自身で判断することは控えましょう。
また女性は鉄の摂取量ではなく、月経による排出量が問題となるケースが多くあります。自身の月経量を人と比べることがないので把握が困難ですが、排泄量が多い方は鉄不足の原因となります。病院で相談は必要ですが、貧血に悩む女性ゴルファーの皆さんは、月経量のコントロールで改善する可能性もあります。
『赤身の肉』を食べよう!

鉄分を摂る為には、赤身の肉やレバーがおすすめです。その他にも、鉄は大豆やほうれん草などの植物性食品にも含まれますが、その含有量は肉類に敵いません。少しでも吸収率を良くする為に、柑橘類や芋類、ブロッコリーなど、ビタミンCを豊富に含む食材と一緒に摂ることがおすすめです。
また鉄不足が考えられる女性ゴルファーに多いのが、全体の摂取エネルギー量の不足です。まず全体的な食事量が足りているか、心配な方は栄養士への相談をおすすめします。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!
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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。