「ベストの睡眠時間は?」「眠りが浅くても大丈夫?」睡眠の悩みを医師がずばり答えます。
不眠のリスクとは
また睡眠が十分に取れないことで病気に結びつきかねないということも知っておこう。糖尿病専門医としても診察を続ける工藤医師は睡眠を取れなくなる弊害として「高血糖、高血圧になり、体温の調節がうまくいかなくなる」ことを挙げる。体のメカニズムとして寝ている間は血糖値、血圧、体温も下がり、体を休めているところを、不眠が続くと前出のような状態となり、必然的に「感染症にかかったり免疫力が落ちたり、認知症になったり」という危険性が出てくるという。質の良い睡眠をしっかり取ることで生活習慣病を予防することにもつながっていくというのだ。
健康の基本となる睡眠だからこそ、快眠で体調を整えたいもの。できることから取り入れてみよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】突然の痛みで叩き起こされる…「夜中のこむら返り」のシグナルとは
【関連記事】腎臓内科医が教える「コレステロール値の注目ポイント」。大切なのは善玉と悪玉の比率
【関連記事】あなたの肺は大丈夫?3つ以上当てはまる人は危険!肺の機能低下を知るためのチェックリスト
工藤 孝文(くどう・たかふみ)
福岡大学医学部卒業後、アイルランドとオーストラリアへ留学。
現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を担っている。
糖尿病、東洋医学・漢方治療、ダイエット治療を専門とし、NHK「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などメディア出演多数。
日本内科学会・日本東洋医学会、日本肥満学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・小児慢性疾病指定医。