知っておきたい!肩こりの原因・しくみ

タグ: , , 2024/11/4

慢性化するパターン

前出の1・2は、比較的単純な原因ですので、コントロールがしやすいです。精神的な緊張は、その内容や状況によって複雑なことも多いですが、理由がはっきりすれば対処方法も比較的はっきりします。
問題は3と4のパターンです。気になっている筋肉以外に原因がある時です。腰痛から肩コリになることもありますし、消化器が弱いと肩コリになりやすかったり、多様です。大きな原因の一つが肩以外にあるので、慢性化しやすいです。
また、たまに見られる現象に、マッサージを過剰にやり過ぎて肩コリになり易くなっている人がいます。人の体は強すぎる刺激を入れ続けると、その刺激に対抗するようになってゆきます。肩周囲の筋肉が強い過ぎる刺激に対抗できるようになってしまい、結果として肩コリにもなり易いし、マッサージをしても治らなくなるということになります。

よく見られる「肩」以外の原因は?

鍼灸師の立場から診ると、腰の問題(腎の問題)、消化器の問題(脾もしくは肝の問題)が、とても多いように感じます。今は、分かり易く書きましたが、実はこれらの問題は、説明しようと思うと複雑です。
※ここで一つ一つ説明してもよいですが、専門的な内容になり易いです。文章がどうしても分かりづらくなると思いますので省略します。





解消法

基本は、筋肉を動かして血行を良くすることと、体を温めることです。必ず皆さんに当てはまる訳ではないので、あくまでも基本と思ってください。筋肉を動かす一番よいのは、「ラジオ体操」です。すぐに思い出せなくても、あの音楽を聞けば大体の人が思い出すでしょう。体を温めるのは、よもぎ茶のようなものを摂って中から温めるのもよいですし、半身浴などで外から温めてもよいです。一番良いのは筋肉を付けて基礎体温を上げることですが、少し根気と時間が必要ですので、うまく組み合わせて使ってください。

治療の適応は?

寝て、起きた時に、寝る前と肩コリの程度があまり変わっていないなら、治療を受けることを考えてみてはどうでしょうか。自己回復力が通常は働くので、寝る前より起きた後の方が肩コリは軽くなっているはずです。もしくは、肩コリがどうしても、しんどい時も治療を考えた方が良いでしょう。どうしたら分からない時には、一度治療を受けて、どうしたら良いか意見を聞くのが手っ取り早いです。

[文:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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