目指せ美肌!ニキビができやすい食生活とは
[文:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院 http://houshou-hari.com/]
今回は、にきびについてです。
東洋医学的には、「血」の状態が良くないと、にきびができると考えています。臓腑で考えた場合は、「肝」「腎」「大腸」のかかわりが強いと考えています。
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若年者のにきびは、病的では無いですが、「血熱」がその大きな原因の一つと考えています。つまり、うまく熱を取り除く事ができれば、「血熱」による、にきびであれば、快方に向かうということになります。
一定の年齢以上になってからのにきびは、その原因が多彩です。少し前に臨床でよく見かけたのは、肉の食べ過ぎと甘い物の取り過ぎによるものです。
ちょっと注意しておきますが、肉を食べたらニキビになる訳では無くて、その人の、その時の体調に対して、肉が過剰に多くなっていて、にきびになっているのがよくあった、ということです。
肉は極陽性で、過剰に摂取しすぎると、身体が一時的に陽性に急激に傾きます。そうすると、身体は陰性の物を欲するので、甘い物やお酒を摂りたくなることが多いです。そこで、甘い物やお酒も摂ってしまって、にきびができていることが多かったです。
この場合の治療や取り組みは、食べ物を改善することと、多くは「腎」がおかしくなっていることが多いので、「腎」に対して治療や調節をしてゆきます。
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