意外と知らない むくみの原因・対処法【その2】
日常生活で何かと悩みが多いむくみについての第2弾
今回は、デスクワークや立ち仕事などの同一姿勢が長い方、日ごろから運動習慣がなく運動不足になり筋ポンプの作用がうまく機能しない方、冷えや血行不良で、身近に起こりやすいむくみの原因・対処法についてです。
第1弾でもお話しした生理的なむくみを合わせて知ることにより、病気からくるむくみの除外診断にも役に立つでしょう。
皆様は運動していますか?
むくみは、足に最も多く手や顔にも出ます。運動不足であれば、血流も悪くなります。血流が悪いと全身に血を巡らすことができずに、手先の冷えを感じてしまいます。
そういった悪循環を断つためには、原因を理解し、それぞれに合った対処を選択することが大切となります。
それではさっそくみていきましょう。
むくみの原因
むくみを起こす原因は、運動不足による血流の滞り、そこからくる冷えがあります。ちなみに、東洋医学ではむくみは水分代謝との関係が深く考えられます。
【運動不足/同一姿勢】
特に重要なのが足の筋肉(下腿三頭筋)です。これは、筋ポンプの役割があり血液や老廃物を心臓に向かって押し戻す能力があります。しかし、同一姿勢の時間が長かったり普段から歩くことが少なかったりすることで筋ポンプの役割の低下が見られてしまい、血中の老廃物が滞ってむくんでしまうのです。
【冷え】
冷えているということは、血流が悪くなっています。血管にストレスがかかってしまっているのと同じ状態のため、温めていくことが重要となります。
【東洋医学】
腎と一番関係が深く、この機能が落ちることで水分代謝がうまくいかずに、むくんでしまうのです。