「最近ちょっと変かも…?」それ、もしかしたらホルモンのしわざです。
[文:女性医療クリニックLUNA(https://www.luna-clinic.jp/)]
なんだか最近、イライラしやすい。夜中に目が覚める。集中できない…。
それ、ただの「疲れ」や「年のせい」で片づけていませんか?
実はそうした変化の裏には、“ホルモンバランスの変化”が関わっていることがあります。
今回は、女性も男性も持っている「性ホルモン」のはたらきと、年齢とともに訪れる心と体の変化について、ちょっとやわらかくお話ししてみたいと思います。
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ホルモンって、誰の体の中にもあるもの
男性ホルモンも、女性ホルモンも、両方ある
よく「男性ホルモン」「女性ホルモン」と聞きますが、実はどちらのホルモンも、みんなの体の中にあります。違うのは、その“バランス”。
たとえば、妊娠や出産ができる年齢の女性は、女性ホルモン(エストロゲン)が多め。男性は、男性ホルモン(テストステロン)が多めです。でも50歳を過ぎるころから、どちらのホルモンも少しずつ減っていって、バランスが変わってくるんですね。
女性ホルモンは「守る力」、男性ホルモンは「挑む力」
女性ホルモン(エストロゲン)は“内向き”のホルモン
女性ホルモンは、子どもを授かって育てるためのホルモン。気持ちをやさしくしたり、共感力を高めてくれるのが特徴です。
赤ちゃんがかわいくてしょうがない!とか、ペットが愛おしくて仕方ない…って感じたこと、ありませんか?それ、オキシトシンというホルモンの分泌も関わっています。
このホルモンがしっかり働いていると、家族や周りの人を思いやったり、ちょっとしたことで涙が出たり、スキンシップが心地よかったりするんですね。
男性ホルモン(テストステロン)は“外向き”のホルモン
一方で、男性ホルモンは「狩りに出かけるエネルギー」をくれるような、行動力のホルモン。
ワクワクしたり、チャレンジしたくなったり、ちょっと血圧も上がったり(笑)…そんな“やる気スイッチ”を押してくれるのが、テストステロンです。
だからといって、どちらかだけ多ければいい、というものではありません。どっちも必要で、大事なのはその“ちょうどいいバランス”。






