ホルモンをつくる材料となる【コレステロール】

タグ: , 2025/12/19

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 食事や健康診断などでよく聞く「コレステロール」。カラダに悪いものという印象がある方も多いのではないでしょうか。しかし、コレステロールも私たちのカラダをつくる栄養素のひとつです。たとえば、細胞膜・ホルモンの材料になったり、体の「元気の源」でもあります。今回はコレステロールについてあすけん栄養士がご紹介します。

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コレステロールの働きと種類

コレステロールは、細胞膜や各種ホルモン、脂肪の消化を助ける胆汁酸などの材料になります。体内のコレステロールは、食事からの外因性コレステロールと体内で作られる内因性コレステロールの2つに分類できます。

食事性(外因性)コレステロール
食事として摂取したコレステロールです。小腸で吸収され、体内に送られます。体内のコレステロール全体の20~30%を占めています。

内因性コレステロール
主に体内(肝臓や腸)で作られるコレステロールです。内因性コレステロールはアセチルCoAという物質が原料となっており、これは糖質や脂質、たんぱく質を代謝する際に作られます。体内のコレステロール全体の70~80%を占めています。

食事から入ったものも、体内で作られたものも、血液中に溶け込んで全身を巡りますが、その「運ばれ方(乗り物)」によって善玉・悪玉という呼び名に変わります。

■LDL(悪玉)コレステロール

肝臓から全身へコレステロールを届ける「運び屋(トラック)」の役割です。細胞などに届ける大切な役目がありますが、血液中に増えすぎると血管の壁に入り込み、動脈硬化の原因になります。

■HDL(善玉)コレステロール

全身の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す「回収車(掃除屋)」の役割です。血管内を掃除して、動脈硬化を予防する働きがあります。

この「運び屋(LDL)」と「回収車(HDL)」のバランスが保たれていることが重要です。

ほとんどの人は、食事性(外因性)コレステロールを多く摂取したら、内因性コレステロールが減るように調節する機能があるため、血中コレステロール値が極端に変動しないようになっています。バランスが崩れて血液中のコレステロールが増え、多すぎるのが、脂質異常症と呼ばれる状態です。

コレステロールの摂取目標量

「卵は1日何個まで食べていいの?」と悩む方も多いかもしれません。実は、現在の「日本人の食事摂取基準」では、コレステロールの摂取上限量は設定されていません。これは、いくらでも摂取してもいいというわけではなく、現在の研究では目標値や上限値を定めることが難しいためです。ただし、脂質異常症の重症化予防としては、1日200mg未満が望ましいとされています。

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