むかしの記憶を蘇らせながら運動する「デュアルタスク・トレーニング」という認知症予防法

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[記事提供:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

むかしの「思い出話」しながら歩いてみるのは如何でしょうか?

10円玉を次々に入れて話した赤電話。友達に悩みを聴いてもらったっけ・・・。今私の脳は追憶によって活性化状態です。

お墓参りは脚や腰の運動による身体力の他に記憶を呼び覚ます脳力も働いている。


 軽度認知障害(MCI)の時から運動習慣を身に付けると、認知症に対する予防効果が望めます。

更なる効果が期待できる運動にデュアルタスク・トレーニングがあります。

デュアルタスク(2種類の作業と訳しますが)とは運動する際に脳も一緒に使うことです。

踏み台や階段など、段差を上り下りしながら簡単な計算をするトレーニングです。みなさんもテレビなどで観たり聞いたりしたことがあると思います。科学的に裏付けされている予防法なのですが、もともと計算が苦手な人もいるし、果たして楽しみながら継続できるか?疑問に思ってしまいます。

楽しくなければ続けることはできない。続けなければ効果は期待薄です。

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 群馬県の高崎市では認知症予防プログラムの一環で ≪ひらめきウォーキング教室≫ が実施されています。『楽しく歩く習慣を身に付けましょう!』という目標に向かって工夫を凝らしている教室です。

そのひとつに「ひらめきウォーキングマップ」を教室の参加者に配っているそうです。このマップには高崎市にちなんだ名所(高崎白衣大観音)や特産品(高崎だるま)、地元の大規模な行事(高崎花火大会)などを人生ゲームの様に配置して、歩いた分だけ駒を進めましょうというマップです。

この「ひらめきウォーキングマップ」は地元ならでは手作り感や温かみを感じます。

楽しみながら歩くためのユニークな仕掛け(東海道五十三次や宇宙戦艦ヤマトのゴール地点のイスカンダルをめざす)の歩数計がありました。これらは歩くことを習慣にしてもらいたいという気持ちから生まれたアイデアです。

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