今話題の“食べるファスティング”ってどんなもの?
[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」(https://sharedine.me/)]
北海道出身トミーシェフ(以下トミーシェフ)、本日はよろしくお願い致します。簡単にシェアダインに登録した経緯を教えてください。
トミーシェフ:新卒で管理栄養士として5年ほど病院で働き、その後健康補助食品の会社に転職しました。その仕事をやっている中で”ファスティング”に出会い、現在は管理栄養士の資格も活かし、出張シェフをやりながら、セミナー講師や栄養指導もおこなっています。料理の道に戻りたいという思いがあり、健康補助食品を退職し、レストランで働きはじめたのですが、お客様の喜ぶ顔が直接見られないもどかしさを感じ、そんな時にシェアダインに出会い、登録しました。
今は前職の経験を活かして、「食べるファスティング」のプランが大人気ですね。ファスティングというと空腹でツラいイメージがあるのですが、通常のファスティングと何が違うのでしょうか。
トミーシェフ:通常のファスティングは、ジュースクレンズなど固形物を摂取しないファスティングが主流でして、やはり空腹感に耐えられず、途中で断念してしまう方も多いですね。一方、私が推奨している「食べるファスティング」は、添加物やアルコール、カフェインは制限するものの、食物繊維たっぷりの食材を食べながらおこなうので、空腹感を感じにくい傾向にあります。
また、「完全に食べない=断食」ではないので、リバウンドがしにくいのも特徴です。
ちなみに、空腹ってツラいのですが、お腹がグーとなることによって「モチリン」という若返りホルモンが分泌されるんです。若返ってるな~と感じながら、ファスティングをおこなうと気持ち的にも続けやすいです。
実際に私も月に1回、定期的に食べるファスティングを実施しています。定期的にファスティングをされている方は、見た目も若い方が多いですね。
若返りホルモン、嬉しいですね!私も夏に向けて胃腸を休ませたいと思います。今回は1週間のプログラムかと思いますが、どのように一週間を過ごせば良いでしょうか。
トミーシェフ:最初の2日間は準備食、その後3日間はファスティング食、最後の2日間は回復食という形で進めます。冒頭でもお伝えしたのですが、食事は食物繊維が多い食材を積極的に摂っていただきます。
例えば、準備食と回復食は玄米ご飯やサバ味噌煮など和食中心、ファスティング食はフルーツや野菜のスムージー、スープになります。
※写真はイメージです
こんなに食べられるんですね!これであれば続けられそうな気がしてきました。
トミーシェフ:そうなんです。でもファスティングが終わってからのお食事もとても大事なので、なるべく「まごわやさしい」を意識したお食事を続けていただくと、健康にも良いと思います。
ぜひ、この食べるファスティングにチャレンジしてみて、自分の身体や健康を見直す良いきっかけになると嬉しいです。