日本一の長寿県に学ぶ食生活とは?
食塩の摂取量が唯一の課題?
長野県は約50年前、昭和40年の調査では男性の平均寿命は68.45歳で全国9位、女性は72.81歳で26位と、決して長寿県ではありませんでした。しかも3大疾患の一つ、脳卒中の死亡率が全国1位でした。
海がない地形でかつては新鮮な海産物が手に入りにくく、漬け物など塩分の高い食べ物を多く食べていたため、塩分過多から高血圧を引き起こし脳卒中につながったと考えられます。
このことをきっかけに県が主体となり減塩運動を推進しました。昭和40年~50年代の食塩摂取量は平均15.9グラムだったのが、現在では11.5グラムにまで減っています。
それでも全国平均よりもまだ多く、がんと心臓病の死亡率が全国平均より下回っているのにもかかわらず、脳卒中はいまだ上回っています。
長野県が作成している「県民食生活指針」では、「食塩のとりすぎに気をつける」ために以下のことをあげています。
・小さい頃からうす味の習慣を育てる
・加工品やパンにも隠れた塩分があることに注意
・調味料は味をみてからかける
・調理方法を工夫する
・汁物は具だくさん
長野県の野菜たっぷり、塩分に注意した食生活は、私たちもぜひ真似したいものです。
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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