骨粗鬆症とは?予防できる食べ物をご紹介します!
[文:フェムゾーンラボ(https://www.femzonelab.com/)]
※本記事は、医師による執筆記事です。
骨粗しょう症は、骨の量(骨密度)が減少し、骨の質も低下することで骨がもろくなり、骨折のリスクが高まる病気です。
骨折だけでなく、骨痛や姿勢の悪化なども、更年期以降の女性の生活の質を低下させます。
骨粗しょう症の診断は、主に骨密度測定によって行われます。
最も一般的な方法は、DXA(デキサ)法と呼ばれる二重エネルギーX線吸収法で、腰椎や大腿骨頸部の骨密度を測定します。
若年成人平均値(YAM)との比較で骨密度が70%未満の場合、骨粗しょう症と診断されます。
しかしDXA(デキサ)法による腰椎や大腿骨頸部の骨密度測定機械を持っている施設は限られています。
閉経後は、YAM値は、1~3%ずつ低下します。
閉経後一度は、このDXA(デキサ)法で測定し、低下がないようならば、他の簡易法での経過観察で良いでしょう。
しかし、すでにYAM値が80%未満に低下しているようならば、1年に1回程度のDXA(デキサ)法による経過観察をお勧めします。
また骨密度検査で測れない“骨質”というファクターもあり、骨密度が良いのに骨折をする場合があります。
糖尿病・腎臓病・肝臓病・膠原病など慢性疾患がで、骨質が低下しやすいので、定期検診を受けて、早期に慢性病を見つけるとともに、しっかり治療することも必要です。
YAM値が70%未満の場合は、治療が必要です。
薬物療法には、骨の吸収を抑制する「ビスホスホネート製剤」や「デノスマブ(抗RANKL抗体)」、骨形成を促す「テリパラチド(副甲状腺ホルモン製剤)」、女性では「女性ホルモン補充療法(HRT)」や「選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM)」などがあります。





