ゴルファーの為の『これだけは』食べないで!
揚げ物
次は『揚げ物』です。ゴルフ場の昼食でもカツ丼や唐揚げなど、揚げ物は定番のメニューです。しかし、揚げ物は身体の老化を促します。揚げ物は、糖質(芋類や小麦粉など)やたんぱく質(肉や魚)と脂質(油)を高温で調理します。この組み合わせがAGEs (終末糖化産物)と呼ばれる老化を促進する物質を生み出します。
また、外食で食べる大抵の揚げ物は、作り置き、かつ使用する油は何度も使い回します。これは食材の酸化を促し、体内で活性酸素を発生させます。活性酸素は身体の免疫機能を維持する為に必要です。しかし、過剰な発生は遺伝子を傷つけ、身体を老化させます。揚げ物を食べただけですぐに何か起こるわけではありませんが、揚げ物には中毒性があります。気づいたら毎日食べている、という方々を多く見てきました。心の栄養の為に『揚げたてを少量』このことを心がけるようにしましょう。
甘い炭酸飲料
最後は砂糖を含む『炭酸飲料』です。これらに含まれる砂糖は、果糖ブドウ糖液糖であることが多いと言えます。すっきりとした甘味であることから、飲料やアイス等の甘味として使われることの多い成分です。天然由来であるため人工甘味料とは異なりますが、砂糖よりも安価に製造可能です。砂糖(ブドウ糖)と比べて血糖値を上昇させやすく、AGEsを発生させるリスクも増加します。ゴルフは幅広い年齢層が楽しめるスポーツであるからこそ、糖尿病等の生活習慣病をもつ方が多いです。これらの方は特に注意が必要です。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!
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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。