栄養士おすすめ!疲れた胃腸にやさしい簡単レシピ
意外にも胃腸にやさしい「フレンチトースト」
フレンチトーストは、食パン、卵、牛乳、バターとどれも消化に良い食材が使われていること、やわらかく食べやすいこと、さらに糖質とタンパク質を一緒にとれ、食欲がないときも少量で栄養補給できるところが魅力のメニューです。甘すぎない分量にすることで、食欲がない時でも食べやすく、朝食にもぴったりです。
《材料》(1~2人分)
・食パン(6枚切り) 2枚
・卵 1個
・牛乳 80cc
・砂糖 小さじ2
・バター 適量
《作り方》
1. 卵、牛乳、砂糖を良く混ぜ、半分~4等分に切った食パンを浸す。
浸す時間はお好みで10分~1晩。途中で何度かひっくり返す。
2. フライパンを弱火にかけ、バターを入れて溶けたらパンをじっくりと焼く。
3. 両面こんがりと焼けたらお皿にもり、はちみつやメープルシロップでいただく。
《ポイント》
消化の良さを狙うなら、マーガリンではなく必ずバターを使いましょう。バターは食物油脂の中で最も消化によく、また、卵に含まれるビタミンAの吸収アップにも役立ちます。ビタミンAは粘膜を強くする働きがあるので、風邪予防にも良いでしょう。
ただし、ホイップクリームなどがたっぷり載ったフレンチトーストは、消化に負担がかかるので元気になるまでは控えておきましょうね。
生で食べる野菜を温に!「トマトとレタスの卵スープ」
生野菜の状態では消化に負担がかかってしまいます。胃腸が疲れている時は、サッと火を通して消化をよくしてあげましょう。
糖質に食事が偏ってしまうことが多いので、意識して野菜をとることでビタミンやミネラルの補給ができ、疲労回復にも役立ちますよ。
《材料》(2人分)
・トマト 中1個
・レタス 1~2枚
・にんにく 1かけ
・オリーブオイル 小さじ1
・水 300cc
・コンソメ 1個
・塩こしょう 少々
・卵 1個
《作り方》
1.トマトはざく切り、レタスは食べやすい大きさにちぎり、にんにくはみじん切り。卵は溶きほぐす。
2.鍋にオリーブオイル、にんにくを入れてから火にかけ、良い香りがしてきたらトマトはを入れてザっと炒める。
3.水、コンソメを入れて沸騰したら火を弱め、トマトはがやわらかくなるまで2~3分煮る。
4.塩こしょうで味を整え、レタスを入れて周りがふつふつしたら卵を流し入れ、火を止める。
《ポイント》
にんにくをチューブで代用する際は3の工程で入れてください。にんにくは食欲増進効果や、スタミナアップにも役立ちます。また、ミニトマトを使えば、包丁いらずで手軽に作ることもできますよ。
食べ過ぎてしまった際や、風邪の時にもおすすめできるレシピです。よく噛んで食べることも消化に負担をかけないポイントですよ。
食欲がないからと食べないでいると、回復のための栄養をとることができずに悪循環となってしまいます。このような胃腸にやさしい食事を取り入れて、つらい体調不良を乗り越えましょう。
【参考・参照】
(※)清水惠一郎ら イミダゾールジペプチド配合飲料の 日常的な作業のなかで疲労を自覚している 健常者に対する継続摂取による有用性
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2019年8月22日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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