ゴルフクラブ選定の専門家に聞く「クラブ選びのアドバイス」
様々な種類があるゴルフクラブ。上達のためにも「自分に合ったクラブが欲しい」という方も多いと思います。しかし、いざ購入となるとどのように選べばいいのか悩むところです。
そこで今回は、クラブ選びの支援システムを開発し、特許も取得された高山良光さんにお話をお聞きし、アドバイスをいただきました。
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長年の研究の末、『シャフトのしなり』に着目
高山良光さんが経営するゴルフトレインコート松本は長野県安曇野市明科にある室内ゴルフ練習場とクラブフィッティング専門店です。こちらでは、特許取得のゴルフクラブ選定支援システムにより、各個人に合わせて適正化するサービスを行っています。
一般的なゴルフクラブの選び方は、シャフトの硬さや重さ、ヘッド形状などが違う数種類のクラブを試打して、ヘッドスピード、ボールの初速や回転数、ボールの飛距離などを計測。その中で数値が良かったクラブを『自分に合ったクラブ』としています。
しかし、高山さんは長年の研究でシャフトのしなり方に個人差があることを発見し、しなりが合わないクラブだと真芯がずれ、飛距離が伸びないということを突きとめました。
つまり、自分のしなり方に合ったクラブを選べば良いということです。
では、自分のしなり方に合ったクラブはどうやって選べばいいのか?
高山さんの店舗にてクラブフィッティングを行うことが一番早いのですが、お伺いするのが難しい方も多いと思います。
そこで、初級者がクラブを選ぶ際のポイントについてアドバイスをいただきました。
高山さんによると「まず初級の段階では、軽いクラブをお薦めしています」とのことです。
その理由として、最初の段階ではそもそも『しなり』を自身で把握できる方が少なく、「軽いとシャフトが柔らかい傾向にあり、柔らかい方が上手になっていく中でシャフトの『しなり』を感じられるようになります。最初はわからなくても、柔らかい方が『しなり』がわかりやい。」ためです。