その不調、原因は銀歯かも?ホントは怖い金属による健康被害とは

タグ: , , , 2021/7/24

[文:ホワイトホワイトビューティー(https://whitebeauty.tokyo/)]

 アレルギーの代表的なもののひとつである金属アレルギー。金属アレルギーを懸念してアクセサリーなどにメタルフリーのものを使用する方も多いですが、意外と見落としがちなのが銀歯などの金属を使用した歯科治療です。

金属アレルギーはいつの間にか発症していることも少なくありません。お口の中の炎症が長く続いたり、味がわかりづらいといった症状がある場合には、金属を使用した歯科治療による被害が疑われます。

さらに、銀歯が原因で全身に金属アレルギーの症状が現れることもあります。

今回は、銀歯を含む金属を使用した歯科治療による健康被害と改善策について詳しくみていきましょう。





日本人の12人に1人は金属アレルギー


金属アレルギーの方の数は年々増加傾向にあり、日本人の約12人に1人は金属アレルギーであるというデータがあります。

金属イオンが体内に蓄積することで、金属アレルギーの症状がある日突然現れることもあり、全身のかゆみや湿疹・味覚障害などのさまざまな症状を発症します。

特に高温多湿であるお口の中は、金属がイオン化して溶け出しやすい環境です。銀歯や金属の被せ物・詰め物が原因でいつの間にか金属アレルギーを発症していることも珍しくありません。

先進国で銀歯が主流なのは日本だけ

虫歯の治療法として日本では銀歯が主流ですが、実は先進国で銀歯が一般的な国はほかにあまりありません。

お口の中は高温多湿であることから、金属にとって過酷な環境です。さらに銀歯に含まれる銀やパラジウムなどの金属は不安定な金属のため、お口の中で時間が経つとどうしても金属イオンになって溶け出してしまいます。

特に、銀歯にも含まれているパラジウムは、金属アレルギーを発症しやすい金属のためヨーロッパではほとんど使用されていません。また、ドイツ・スウェーデンなどの国では、パラジウム合金に対して使用しないように勧告がされています。

日本の保険治療では、必要最低限の治療を提供することになっているため残念ながら金属が歯科治療に使用されているのが現状です。

歯科治療によって金属アレルギーの被害を受けないためには、患者さまが金属を使用した保険治療の現状についてよくご理解されることが大切です。

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