ヘルスケアのための体重計の選び方 測定項目やスマホ連携機能など、体組成計を選ぶポイントをチェック!

タグ: , , 2024/10/25

 ダイエットだけではなく、毎日のヘルスケアに欠かせないアイテムといえば、体重計ですね。最近では、体重以外にも、体脂肪や基礎代謝、骨量など、さまざまな項目が測れる体重計が人気です。

そこで当記事では、体重計と体組成計の違い、ヘルスケアのための体重計の選び方、スマホと連携できる便利な体重計など、おすすめの体重計、体組成計を紹介します。

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毎日のヘルスケアには、体重計ではなく体組成計がおすすめ

ヘルスケアで大切なのは、自分の体の状況を知ること。今や、体重計や体組成計を使い、自宅等で手軽に自分の体をチェックできるので、積極的に活用していきましょう。

体の変化に気が付くためには、体重だけではなく、体重以外の項目の細かい数値まで把握できる体組成計がおすすめです。

では、体重計と体組成計には、どんな違いがあるのでしょうか。

体重計と体組成計の違い
体重計とは、ご存知の通り、体重を計測できるアイテムです。体組成計は、体重のほかに、体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪レベルなど、詳しい身体データをひと目で確認することができます。

体組成計は、自己管理のために活用しやすい数値が取れるので、健康的な体作りを心がける人や、トレーニングの成果をチェックしたい方におすすめです。

最近の体重計は、体組成計としての機能を兼ね備えているものも多いため、当記事で使用する体重計とは、体組成計も含む器機として進めさせていただきます。

本記事を参考に、自分に合った1台を見つけてみてくださいね。

体脂肪や骨量も!体重計で測れる項目

体重計で測ることができる項目には、どんなものがあるのでしょうか。毎日のヘルスケアに役立つ、体重計で確認できる項目を解説します。

●項目1:体脂肪率測定
体には、皮膚の下にある皮下脂肪と、内臓周りにつく内臓脂肪の2種類の脂肪があり、この2つの脂肪の総称を体脂肪と言います。体脂肪率とは、体重に対する体脂肪の割合を表したものです。

自分の体脂肪率を一般的な目安に照らすことで、自分の体の状況を把握し、肥満や痩せすぎの予防に役立てることができます。

体脂肪率で確認される肥満度
電気機器メーカー「オムロン」(※1)によると、一般的な体脂肪率の目安は、男性は10〜19%、女性は20〜29%とされています。体脂肪率がその目安を超えると、肥満度が高まっていることになります。 また、体脂肪率は、体内の水分量や計測時間によって値が変動しやすいため、毎日決まった時間に測って、ヘルスケアの参考にしましょう。

・男性の肥満度
軽度肥満 20%以上

中等度肥満 25%以上

重度肥満 30%以上

・女性(15歳以上)
軽度肥満 30%以上

中等度肥満 35%以上

重度肥満 40%以上

●項目2:BMI
体脂肪率と同様に、肥満や痩せすぎ予防の指針となる数値としてBMI値があります。BMIは、Body Mass Indexの頭文字をとったもので、ボディマス指数と呼ばれることもあります。体重と身長から算出され、その方法は国際的な計算方法になっています。

BMIで確認される肥満度
厚生労働省のe-ヘルスネットに掲載されている、日本肥満学会の「肥満度分類」(※2)によると、BMIの標準値は22.0とされており、これは糖尿病、高血圧などにかかりにくい数値とされています。

また、BMI25以上が肥満と定義づけられているようです。

・BMI値の計算式
BMI値=体重kg÷(身長m×身長m)

・BMI値での肥満症の診断基準
18.5以下/低体重

18.5〜25未満/普通体重

25〜30未満/肥満(1度)

30〜35未満/肥満(2度)

35〜40未満/肥満(3度)

40以上/肥満(4度)

●項目3:内臓脂肪レベル
内臓脂肪レベルとは、お腹周りについた内臓脂肪の蓄積状態を表す指標のことを言います。内臓脂肪が付きすぎると、動脈硬化性疾患をはじめとする生活習慣病にかかりやすくなるので、そのリスクを判断する指標にもなるとされています。

体脂肪率測定でも体にどのくらい脂肪が付いているのかわかりますが、内臓脂肪と皮下脂肪を合わせて計算されてしまいます。

リスクの高い脂肪の蓄積状況だけを把握するために、内臓脂肪レベルの計測が設けられているようです。

内臓脂肪レベルで確認される肥満度
計測器メーカー「タニタ」(※3)によると、内臓脂肪レベル9.5以下は標準、15.0以上は過剰という基準が設けられているようです。

これはあくまでも家庭用の目安と捉え、毎日のヘルスケアに役立てましょう。医学的な判断が必要な場合は、必ず医師に相談してください。

内臓脂肪レベルの判断基準
9.5以下 標準(内臓脂肪蓄積リスクは低いと考えられる)

10.0~14.5 やや過剰(適切な食事と運動を心がけ、標準を目指す)

15.0以上 過剰(積極的な運動や食事制限による減量が必要)

●項目4:筋肉量
筋肉量は、体内に占められる筋肉の割合のことをいいます。筋肉は、私たちの体を支え、心臓を動かし、体温をつくり出しているとても重要なもので、筋肉があるからこそ、私たちは生きていけるのです。

筋肉量は年齢と共に減少していく傾向にあります。また、筋肉量が減ると消費エネルギーも少なくなり、体脂肪率の増加につながることもあるので、自分の筋肉量を知っておくことも重要になります。

●項目5:骨量
骨量は、骨全体に含まれるミネラル分の合計を表す数値で、骨の強度を表します。骨量は、20歳頃をピークとしてその後は徐々に減少していくとされています。

骨の強度が落ちてくると骨粗しょう症になりやすかったり、骨折しやすくなったりすることも。定期的に骨量を測り、適度な運動や食事、日光浴を行うなど、生活習慣を見直すきっかけとしても重要な数値です。

●項目6:基礎代謝量
基礎代謝量とは、体温維持、心臓や呼吸など、生きているだけで消費される最低限のエネルギーを示す数値です。一日の総エネルギー消費量の約7割を占めており、筋肉量が増加すると基礎代謝も増えます。

ダイエットや健康管理には、エネルギー消費量が重要になるので、基礎代謝量の維持向上のためにも、自分の基礎代謝量を把握しておきましょう。

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