自分の歯は一度キリ!口もとのお悩み別「歯磨き粉」の成分と選び方

タグ: , 2021/8/12

2.歯周病の予防、進行抑制

歯周病を発症していて進行を抑えたい方や予防をしたいという方には、抗炎症作用と殺菌作用のある成分が配合されているものがオススメです。

【抗炎症作用(歯肉の炎症や出血を抑える)】
・VE(ビタミンE)=酢酸トコフェノール:歯肉組織を修復
・トラネキサム酸:歯肉の炎症、出血を防ぐ
・β-グリチルレチン酸:歯肉の炎症を抑え歯肉炎、歯周病を予防

【殺菌作用(菌の働きを抑える)】
・イソプロピルメチルフェノール:バイオフィルムを浸透、殺菌
・塩化セチルピリジニウム:浮遊菌殺菌作用で虫歯、口臭、歯肉炎を予防
・ラウロイルサルコシンNa:浮遊菌殺菌作用で虫歯、口臭、歯肉炎を予防

歯肉炎は炎症が歯茎に限局されているもので、それ以上進行したものが歯周病となるため歯肉炎は歯周病の初期段階です。

最近では小学生でも歯茎が腫れる「歯肉炎」になっている割合が高くなりつつあるので、正しい磨き方で歯を磨く習慣をつけましょう。

歯肉炎の方も抗炎症作用や殺菌作用が配合されているものがオススメです。

3.知覚過敏の抑制

虫歯でないのに、冷たいものが歯に触れたときや歯磨きをしているときにしみる症状が出る方は歯髄神経に刺激を伝達しにくくする成分が配合されているものがオススメです。

【成分表の記載】
・乳酸アルミニウム:痛みの伝達経路となる象牙細管を封鎖し飲食時の痛みまでケア(持続性)
・硝酸カリウム:歯髄神経の興奮を鎮め痛みの伝達を抑制しブラッシング時の痛みをケア(即効性)





4.ステイン・着色予防

歯の表面には、目に見えない細かな傷がたくさんあります。

コーヒー、紅茶、お茶などのステイン(着色汚れ)やタバコのヤニが細かな傷の部分にこびりつくと、歯磨きでは取りきることはとても難しいです。

着色汚れを分解して除去してくれる成分が配合されているものであれば、ちょっとした着色やヤニを取ることができます。

汚れを落としてご自身の元の自然な白さの歯を取り戻したい方にオススメです。

【着色を分解する成分】
・ポリリン酸ナトリウム:着色予防効果、黄ばみをおとす
・ポリエチレングリコール(PEG):ヤニ汚れに働きかけ、汚れを落とす
・ポリビニルピロリドン(PVP):ヤニ汚れに働きかけ、汚れを落とす

【着色をつきにくくする成分】
・ハイドロキシアパタイト:歯の表面にできた目に見えない細かい傷を修復し、歯にミネラルを補給。プラークやステインをつきにくくし、虫歯も予防します

このような着色を分解以する歯磨剤のなかには研磨成分(研磨剤、清掃剤)が入っているものが多くあります。

必要以上に研磨成分の含まれる歯磨き粉を毎日使用すると、歯の表面を削ってしまう危険性が高く逆効果となってしまいます。なるべく研磨成分が少ないものを選び、毎日使用して大丈夫なものか製品の用法は必ずチェックしましょう!

また、このような成分は、あくまで着色を除去して元の自然な歯の白さに近づけるものです。

ご自身の元の歯のお色からさらに白くしたい場合は歯科医院でのオフィスホワイトニングやお家でできるホームホワイトニングを行いましょう。

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