女性ホルモンをチェックしてますか?正しい更年期との「向き合い方」とは
人生100年時代。一方で女性は50代前後に迎えるとされる閉経をめぐって、更年期に悩まされる人も多いとされる。
日本人の平均的な閉経年齢は50歳前後、そして閉経をはさんだ前後10年間を「更年期」と呼ぶ。
ホルモンバランスの乱れからホットフラッシュや不眠、イライラ、冷え、肩こり、関節痛など症状は人それぞれとはいえ、更年期といかに向き合うか、軽減に努められるかは多くの女性にとって大きな人生のテーマともなっている。
放送作家の野々村友紀子さんはタレント・山田邦子さんの公式YouTubeチャンネル「山田邦子 クニチャンネル」に出演。その中で対談した女性専門の健診施設「クレアージュ東京レディースドック クリニック」(東京・有楽町)の浜中聡子院長にこんな質問を投げかけている。
40代後半と更年期適齢期とあって、「何かちょっとこう『暑っ!』というホットフラッシュが急に来たりですとか、あとはやはり生理の周期とかもちょっと崩れてきたりとかもしているので、やっぱり40代後半ですけど、(更年期が)あるんですか」と質問すると、同院長が定期健診で女性ホルモンを測ることの意義に関して語る場面があった。
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「(症状の)予測とまではいかないですが、予め定期的にホルモンの数値を測っておくことで、御自身がどういう状態にあるか、閉経が近いのか、近くないのかを含めて知ることができます」と更年期と向き合う上で、事前に体内バランスがどのようになっているか把握することができるとした。
また自身の体が閉経に向かう、どの状態にあるのかを把握することで「様々な体調を整える予防策がとれます。その意味でも血液検査を早めにしておいて、御自身の体調管理に役立てていただくというのはとてもプラスになると思います」と浜中院長。
たとえば、女性ホルモンが減少し、閉経が近くなると一般的に骨粗しょう症に注意が必要とされる。閉経後骨粗しょう症といわれ、骨の量が少なくなったり、骨の強度が減ることで骨折しやすくなることも問題とされる。
これを防ぐためには「カルシウムの多い食品を意識的に摂る」「定期的な運動」「日々の日光浴」「サプリメントの補充」などが有効とされ、定期健診で女性ホルモンの量が分かっていれば、こういった策を早めにスタートすることも可能となるというわけだ。
また同じく閉経後には女性ホルモンのエストロゲンが減ることで、脂質異常症や糖尿病、高血圧、肥満のリスクも上がるとされる。心筋梗塞や脳梗塞のリスク因子となる動脈硬化を引き起こす可能性もあるため、この点も事前に分かれば、予防策として食事や定期的な運動を心がけるなど、日々のケアにも努めることが可能となる。
今や女性の一大テーマともいえる、更年期を迎える40~50代といえば、仕事、育児、介護など日々忙しく、自身のケアは後回しになりがちだ。
そこを一度立ち止まって、定期健診で自身の体調を把握することで予防策が取れ、更年期症状の軽減にもつながり、健康寿命も伸ばすことができる。
この浜中院長の定期的に女性ホルモンをチェックしたほうが良いとの発言には山田さん、野々村さんとも強く共感していた。
人生100年時代、いつまでもイキイキと元気に過ごすために。前向きに健診に取り組んでいきたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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