『コロナ&インフル』対策には免疫力アップがポイント!?
気温が下がり空気が乾燥するこれからの季節。今年は、インフルエンザの流行に加え、新型コロナウイルス(以下、COVID-19)の感染拡大も気になるところです。各国の製薬会社や研究機関、病院などはワクチン開発や治療方法の模索を続けていますが、安心で安全で、確実に効果が見込める薬や治療などは、まだ見つかっていません。
多くの不安を抱えながら迎える冬を乗り越えるために、私たち一人ひとりができること。マスク着用や手指アルコール消毒、三密の回避などに加えて、「免疫力を高める」ことも、大きなポイントとなりそうです。
サプリメントを製造するファーマバイト社(アメリカ)のスーザン博士に、免疫への働きが注目されている栄養について、年齢とともに不足しがちな栄養やサプリメントの選び方についてお話を伺いました。
風邪、インフルエンザ、COVID-19に負けないために
風邪を引きやすい人、インフルエンザにかかりやすい人。風邪を引いてもすぐに治る人、長引く人…。その違いはどこにあるのでしょうか。いろいろな要因があり、生活環境なども影響しますが、そのひとつには「免疫力」があると考えられています。生物学的に説明すると、免疫力とは「身体が感染症や病気にかからないように自らを守る力」のことで、免疫力が高いと、感染症や病気などにかかる可能性が低くなると言われています。
感染症や病気にかからないような身体を作ること。もし、細菌などが身体に入ってしまった場合でも、負けない身体を作ること。私たち人間は、水面下、つまり無意識のうちに健康を保とうとし、そのために必要な機能を兼ね備えています。例えば、皮膚は細菌の侵入を防ぐための第一の予防線です。胃が酸性であるのは、消化器官に存在する良性なバクテリアを感染から守り、悪性のバクテリアとのバランスと取る役割を担っていると言われています。
では、免疫力を高めるためには、何が必要なのでしょうか。