大腸がんのリスクを減らすためにすべきとされること6つ
2016年の国立がんセンターの予測によると、新たに診断されるがんの数は、大腸がんが第一位。(※1)長期的に見ても増加傾向にある大腸がんですが、食生活や生活習慣の見直しでリスクを減らすことができます。そこで、大腸がんを防ぐポイントを栄養士が解説します。
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大腸がんのリスクを減らすためにすべきとされること6つ
1.野菜を食べて腸内環境を整える
欧米化した食生活や外食の増加などで動物性の脂質を食べる頻度が増え、野菜類の摂取量が減っていることが大腸がんのリスクを高めています。
野菜類ががん予防に効果的なのは、食物繊維が腸の善玉菌を増やして腸内環境のバランスを整えたり、有害物質を排泄したり、免疫力を高めたりする働きがあるから。
さらに、野菜類の多様なビタミン・ミネラル・ファイトケミカルが体内の活性酸素を除去し、がん細胞の増殖を抑えてくれるからです。(※2)
動物性の脂質が過剰になりにくい和定食を選んだり、野菜の小鉢やサラダを一品プラスしたりすると栄養のバランスが整いやすくなりますよ。
2.積極的にカラダを動かす
運動は大腸の動きを活発にして老廃物や発がん物質の排泄を促します。また、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)と呼ばれる免疫細胞の働きを高めます。
運動習慣がないという人は、エスカレータやエレベータの使用を控えて階段を利用したり、少し遠いスーパーやカフェまで歩く機会を増やしたりすることから始めてみてください。無理のないペースで活動量をアップさせることが継続のコツです。