トレーニングの効果を上げる「スーパーセット法」とは?
1.はじめに
最近、ウェイトを使ったトレーニングを習慣化する人が増えてきました。有酸素運動ではなく、エアロビなどのスタジオプログラムでもなく、ウェイトトレーニングをする人たちが増えてきたので、なんだか流行りを感じます。女性もバーベルやダンベルを握る時代です。
トレーニングには単に数をこなすだけでなく、いろんなやり方や方法があります。今回は数あるトレーニング方法から、効率の良いやり方、「スーパーセット法」についてご紹介していきたいと思います。
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2.「スーパーセット法」って何?
そもそも、トレーニングは1つの種目を「負荷×回数×セット」というやり方でやられている方が多いと思います。それに対して、この「スーパーセット法」は、「同じ筋肉群の種目を休憩なしで何種目か続けて行う×1セット」というやり方になります。
スーパーセット法は、2つの種目を連続で行います。短時間で一気に筋肉に刺激を送ることを目的としています。連続で行うことでトレーニングの時間も短縮でき、効率が上がります。
3.拮抗筋を鍛える
筋肉を最大限に効率よく鍛えるための方法としては、いろんなやり方が開発されていますが、その中でもスーパーセット法は効率的なやり方として知られています。
スーパーセット法は、拮抗筋(表と裏で対になる筋肉)のトレーニングを続けて2種目行うトレーニング方法です。1種目めで使った筋肉の裏の筋肉を2種目めで鍛えます。例えば、
大腿四頭筋(前腿)→ハムストリング(腿の裏側)
上腕二頭筋(力こぶ)→上腕三頭筋(二の腕)
というように、拮抗する筋肉の種目を組み合わせることによって効率を上げていきます。