授乳中のお酒、カフェインはどう付き合う?安心して授乳を続けるために
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妊娠中のお酒は絶対にNGでしたが、授乳中は飲んで良いとも聞きますよね。またカフェインを含むものも、妊娠中と同じように制限が必要なのでしょうか。飲んでも大丈夫なのか、また具体的にどの程度なら安心なのか、知っておくと安心です。今回は授乳中のお酒とカフェインの付き合い方について解説します。
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【お酒】授乳中はできる限り禁酒を
授乳中にアルコールを摂取すると、母乳にアルコールが移行し、赤ちゃんの発達に影響することが知られています。
厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」では、授乳中も禁酒がすすめられるとされて います。また飲酒することで、母乳分泌に必要なプロラクチンというホルモンの分泌が抑制され、分泌量低下などのデメリットも知られています。
一方で、母乳のアルコールは蓄積されるわけではないため、飲酒後2時間以上あければ良い、という説もあります。産婦人科診療ガイドラインガイドラインでは、海外の勧告では飲酒後2時間以上あけて授乳することを推奨している、と記載されています。
なるべく飲まないに越したことはない、といえますが、どうしても飲みたい場合は2時間以上空けて授乳をし、お酒はできる限り少量にとどめておくと良さそうです。
【カフェイン】妊娠中と同じ量ならOK
授乳中も引き続き、カフェインが入った飲み物に気をつけましょう。カフェインは母乳に移行するため、カフェインに対する感受性が高い赤ちゃんへの影響が考えられます。
授乳中のカフェイン摂取量の目安について、日本には明確な基準がありませんが、海外などの基準では妊娠中と同じ量が推奨さ れています。カフェイン量で200~300mg未満、コーヒーでは1~2杯程度の量になります。