不調にならないために、酒飲みが覚えるべき作法とは
[文:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院 http://houshou-hari.com/]
唐突ですが、私はお酒が好きです(笑)。
体調が悪い時や疲れている時は、基本的に自分から飲まないようにしますが、そんな時に限って誘いが来たり、一杯飲んで気分転換したくなったりするものなんです。そんな時は、東洋医学の知識をフル稼働させて二日酔いを軽くしたり、体調不良にならないように気を付けたりします。
【関連記事】その症状、肝機能低下のサインかも!「肝臓」と「疲れ」のつながりについて
当然、「飲み過ぎないこと」が一番大事なのは言うまでもありませんよ(笑)。
まず、今の自分の体調が、1)緊張して力が抜けづらい状態か、2)疲れて力が入らない状態か、を判断します。
1)の場合、体が緊張状態にあるので、体を緩める系統のお酒が悪くないことになります。つまり、ビール、赤ワイン、甘いカクテルなどです。
2)の場合、体が弛緩状態にあるので、体を締める系統のお酒が悪くないことになります。つまり、熱かん、お湯割りなどです。
しつこいですが、飲み過ぎれば、どっちを取ってもダメですよ。あくまでも、「強いて言うなら」です(笑)。
そしておつまみですが、まずちゃんと夕食を食べることは当然として、1)の場合は、肉より野菜、しょっぱい味付けより酸っぱいか辛い味付けのものを選びます。今の季節(3・4月)なら、山菜のてんぷらとか、タケノコ料理などが良いです。2)の場合は、野菜より肉、酸っぱいか甘い味付けよりしょっぱい味付けのものを選びます。今の季節ならアジの開きとかあさりの酒蒸しとかでしょうか。