甘いものが止まらない!もしかしたらあなたも砂糖依存症かも!?
「お腹がすいているわけでもないのに甘い物が食べたくてたまらない」「いつも甘いものをそばに置いておかないと不安になる」。そんなあなたは、もしかしたら砂糖依存症かも!?放っておくと、うつや冷え症などを引き起こす可能性も。体を老けさせる原因にもなるというから、ご注意です!
アルコールやタバコなどはよく知られていますが、実は砂糖にも依存性があることをご存知ですか?
今回、砂糖依存症についてレクチャーしてくれたのはライザップ栄養士の西頭加奈子さん。依存症になるメカニズムから克服法、依存症の人におすすめの砂糖を使わないおやつレシピまで、徹底解説していきます。
どうして砂糖には依存性があるの?
西頭さんによると砂糖依存症になる原因は大きく二つあるそうです。
一つは脳の誤作動。糖質を摂ると血糖値が上昇しますが、分子の小さい砂糖はブドウ糖に分解されやすく、血糖値の上昇が急激なのだとか。血糖値が急上昇するとインスリンが一気に分泌され、今度は血糖値が急降下。こうなると脳が「空腹だ」と勘違いして「糖分を摂取して血糖値を上げろ」と誤った信号を出し、繰り返し甘い物を欲するようになるのです。
もう一つは砂糖を摂ることによって脳内で分泌されるドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンの影響。これらの脳内神経伝達物質は、人に幸福感や癒しを与える性質を持っています。「甘いものを食べる→幸せになる」というサイクルを脳が覚えてしまうと、快感を得るために甘い物を欲するようになります。