ゴルフスイングの勘違い ~ 腰の回し方 ~
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ(https://www.tg-fitness.net/)]
ゴルフトレーナーの谷崎美樹です。
今回のオンライン講座は「骨盤の動かし方」についてです。
一般的にはよく「腰を回す」とか「腰を切る」と表現されます。
ゴルフスイング中に骨盤の動きを細かく見ていくと前後左右に様々な動きをしますが、中でもゴルフスイングに欠かせないのが回旋の動きです。
下の写真にあるように線を引き骨盤の高さでスパッと水平に輪切りにしたと仮定しましょう。立った状態と、ゴルフのアドレスをした状態ではこの輪切りの断面の傾きが異なります。
地球で例えるならば地軸の傾きと赤道の関係と同じです。この断面の傾きを維持したまま回さないと軸がブレることになります。
厳密に言うと、人間の身体は地球と違って回転軸が体の中心にあるわけではないので回転運動は少し異なりますが、傾きというイメージだけならば同じことが言えます。
このイメージを勘違いしている人は少ないかも知れませんが、実際のスイング中にはわかっていてもうまくできないということがよくあります。
例えば、アマチュアゴルファーの約6割にあるスイングエラーに「アーリーエクステンション」というものがあります。
これは後方からスイングを見たときに、アドレス時のおしりのポジションがスイング中に前方へシフトして上体の前傾角度が保てなくなる状態を言います。起き上がりとも言われます。