マスクで口臭やネバつきが気になる人は要注意!歯周病菌を保菌しているかも??
歯周病だけでなく全身疾患も引き起こすジンジバリス菌
ジンジバリス菌は、10~20種類ほど確認されている歯周病菌の一種で、数百種類いると言われている口腔常在菌の中でもっとも病原性を示している菌とされ、歯と歯茎の隙間に付着した歯垢(プラーク)内で増殖し、歯周病を引き起こす可能性があります。さらに、ジンジバリス菌は、歯周組織の炎症を助長するだけでなく、糖尿病や非アルコール性肝炎、動脈硬化症などの全身疾患を増悪させることが知られています。
全身疾患を予防するためにはオーラルケアが必要
次に、協議会は、ジンジバリス菌の保菌者を50歳~70歳未満の男女114名を対象に調査を実施しました。対象者を、口腔内環境改善の効果が期待される「L8020乳酸菌」を含有する①ヨーグルトの摂取、②タブレットの摂取、③ハミガキジェルでのブラッシング後に洗口液を使用、④摂取や製品を使用しないに分け、2週間後に、口腔内の菌数にどのような変化が見られるか調べました。
「L8020乳酸菌」は、広島大学歯学部 二川浩樹教授によって発見された乳酸菌です。むし歯菌・歯周病菌を殺滅し、善玉菌の増加を促すことにより、口内フローラを維持して口腔内環境の改善に効果があることがすでに明らかにされています。
調査の結果、④のL8020乳酸菌を摂取または製品を使用していない人は菌数の減少に有意差がなかったのに対し、①②③の人は、ジンジバリス菌数が約44%となり、優位に減少したことが分かりました。
この結果から、歯周病を予防するためには、L8020乳酸菌を含む食品の摂取や代謝物を応用した製品などが非常に有効だということが明らかになったのです。
しかし、口内の悪玉菌を殺滅するだけなら一般的な殺菌剤を使用しても良いのではないかと思う方もいるでしょう。「L8020乳酸菌」の摂取と、一般的な殺菌剤を使ったオーラルケアの違いは、「善玉菌を殺滅するかどうか」にあります。腸内と同様、口腔内にも口内フローラと呼ばれる多くの常在微生物が存在して、我々の口腔の健康を守っているといわれています。一般的な殺菌剤を継続的に使用していると、殺菌効果によって善玉菌まで殺滅してしまう可能性が高いそうです。その点、L8020乳酸菌は、歯周病菌やミュータンス菌のような悪玉菌を殺滅する効果があるだけでなく、善玉菌を守る作用もあるそうです。つまり、L8020乳酸菌を継続的に使用することで、口内が善玉菌優位になることが期待できるということです。
体の健康はオーラルケアから!
疎かになりがちなオーラルケアですが、今回の「L8020協議会」の調査によって、歯周病菌の恐ろしさとオーラルケアの大切さが改めて明らかになりました。
歯周病や動脈硬化症などの予防のためにも、オーラルケアを継続することが重要といえます。いつもの歯磨きなどにプラスしてL8020乳酸菌を含む食品の摂取や製品を選んでみるところから始めてみませんか?
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。