歯周病は万病の元って本当?
歯周病が全身に及ぼす影響とは
歯周病との関連性が指摘されている疾患には次のようなものがあります。
・心筋梗塞・脳梗塞
歯周病菌が心臓や血管にたどり着いて炎症を起こすと、血栓が作られやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが高まるといわれています。
・糖尿病
歯周病になると血糖をコントロールするインスリンの働きが悪くなり、反対に糖尿病を患うと細菌に対する抵抗力が低下して歯周病になりやすくなる「負のスパイラル」の関係にあります。
・誤嚥性肺炎
口の中の細菌が気道に入ることで起こる肺炎です。高齢者に多くみられます。
・骨粗しょう症
骨粗しょう症は骨量や骨の質が低下して、骨折しやすくなる病気です。まだはっきりと解明されていませんが、骨粗しょう症も歯周病と関連が深い疾患とされています。
歯周病を予防するには
歯周病予防の基本は歯磨きです。細菌の活動が活発になる食後にしっかり歯磨きをしましょう。一日3回の歯磨きが難しければ、寝る前に時間をかけてブラッシングするだけでも違います。
ただし、やみくもに力を入れて磨くのはNGです。柔らかめの歯ブラシを使って、歯と歯ぐきの間をやさしくマッサージするようなイメージで磨くとよいでしょう。
残念ながらどんなに頑張っても、自己流の歯磨きでは歯垢を完全に取り除けません。3ヶ月に一度は歯科医院でクリーニングしてもらうことをおすすめします。
【参考】
「歯周病が全身に及ぼす影響」日本臨床歯周病学会.https://www.jacp.net/perio/effect/
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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