頭痛、めまい・・・夏場の不調の原因は食事法にあり?薬剤師が教える「夏場の食事のポイント」とは
夏場はついつい、簡単な食事で済ませがち。ただ簡易な食事が夏の不調を招くとなれば、注意が必要かもしれません。今回は予防医学マイスターであり、予防医学士の坂田武士氏から夏場の食事の注意点についてお話を聞きました。
【関連記事】「夏に焼肉とビールは危ない?」薬剤師が教える「正しい焼肉の食べ方」とは
Q:夏場、体調を崩す方が多いです。どういった点に注意が必要でしょうか
A:まずはミネラル不足ですね。汗と一緒にビタミン、ミネラルも多く出てしまっているので、それを補う意味でも食事は大事です。夏場で簡単に食事を済ませる方も増えるかと思いますが、注意が必要です。
Q:夏場はそうめんやうどんなど簡単に食べられるものに手が伸びがちです
A:おにぎりだけ、そうめんだけ、そばだけ、ラーメンだけパスタだけ、パンだけなど、主食だけとなるとタンパク質、ビタミンとミネラルなどが不足してしまいます。必然的に不調に陥りがちです。
Q:どんな症状が現れるのでしょうか
A:食欲がなくて食べられなくなると、疲労感、だるさやめまい、頭痛、立ちくらみ、貧血、冷え性のような症状が出たりします。あとメンタル面でも眠れないとか、イライラするなどの症状が出る場合もあります。
Q:どうしてそのような症状が現れるのでしょうか
A:問題点の基本には夏場で食欲がなくなって、主食だけ食べる、つまり糖質だけを摂ることになり、ビタミン、ミネラル欠乏症になっていることが影響を及ぼしていると思われます。なので夏場の食事は意識して、「オカズ」を摂りましょうと伝えたいです。サプリメントなどの活用もオススメです。