もう首イボは増やしたくない!薬剤師が教える食材と漢方による予防法
3.首イボを内側から予防するには
ここからは、肌のターンオーバーを促すために積極的に摂りたい食材や、薬剤師がおすすめする漢方薬をご紹介します。
3-1.ターンオーバーを促す食材を摂る
肉や魚に含まれるたんぱく質は、からだをつくるのに必要不可欠な栄養素。
豚レバーやほうれん草に豊富に含まれているビタミンAには、肌や粘膜を健康に保つ働きがあります。
また、ビタミンB群も重要です。皮膚の代謝を助ける働きがあり、豚肉や牛肉、サバなどに多く含まれます。
肌の健康に欠かせないのがビタミンCで、皮膚や粘膜の健康を維持したり、コラーゲンの吸収を促進したりする効果が期待できます。抗酸化作用もあり、かぼちゃやカリフラワーのほか、フルーツにも豊富に含まれているのが特徴です。
3-2.漢方薬を活用する
首イボの対策には根本からの改善を得意とする漢方薬も役立ちます。
漢方薬のなかには、医薬品として「いぼ」に効果が認められているものもあり、皮膚科などで処方されています。
首イボの対策には以下のような作用がある漢方薬を選ぶといいでしょう。
「血流をよくして全身に栄養を届ける」
「水分バランスを整えて肌に潤いを与える」
「肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する」
<首イボの対策に役立つ漢方薬>
当帰飲子(とうきいんし)
肌に栄養分と潤いを与えて乾燥や肌ダメージを軽減することで、湿疹や皮膚炎、かゆみなどに働きかけます。
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
薏苡仁はハトムギからできた生薬で、イボに効果があります。さらに、桂枝茯苓丸の処方が加わることで、皮膚を養う血の巡りをよくし、肌の水分代謝を高めます。
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4.毎日のケアで首もとをいつまでも美しく
厄介な首イボをこれ以上増やさないためには、日頃からの紫外線対策や内側からのケアが大切です。
まずは取り入れやすい首イボ対策から始めてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
(※1)医療法人恵生会 長瀬内科医院「脂漏性角化症、老人性疣贅、年寄りいぼ(イボ)」
(※2)あおよこ皮膚科クリニック「手足のイボ(尋常性疣贅)」
[文:あんしん漢方]
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。