【医師に相談】膝関節血腫とはどのような病気ですか?

タグ: , 2024/11/27

[文:オクノクリニック | モヤモヤ血管による慢性痛治療(https://okuno-y-clinic.com)]

Q:【動画】膝関節血腫とはどんな病気ですか?

膝関節血腫とは、出血によって膝関節が腫脹し、痛みや動かしにくさの原因となる疾患です。靭帯断裂や半月板損傷などの外傷で起きる単発のものと、繰り返し生じる反復性のものがあります。

反復性のもので最も多いのは膝の人工関節置換術を受けた後に発症するもので、手術をした症例の0.3%-1.6%で起こると言われています。比較的頻度は低いですが、術後に慢性の痛みを引き起こす重要な疾患です。また人工関節の手術をしていなくても、血友病などの血が固まりにくい状態の人にも発症します。

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動画でも解説しています。

・膝関節血腫が起こりやすい場所
・なぜ膝に血が貯まるのか?(膝のじん帯の損傷、血液サラサラの薬を飲んでいる、血友病、人工関節など)
・治療方法(保険診療で受けられる血管塞栓術など)

Q:膝の人工関節の手術をした後に、繰り返し血液が溜まってしまい、何度も抜いていますが、すぐにまた溜まります。繰り返す膝関節血腫の原因は何ですか?

膝関節血腫のうち、繰り返す反復性のものは、人工関節置換術後に肥厚した滑膜と人工関節の繰り返しの衝突することが原因として一番多いです。人工関節の手術以外に、外傷や、易出血傾向(血友病や、抗凝固薬の内服など)が重要な原因として指摘されています。関節腔内に溜まった血液が炎症を惹起し、滑膜炎、新生血管の増生を促進させて、さらなる出血につながり、悪いサイクルに入ることが原因の一因とされています。

Q:膝関節血腫の症状はどういうものがありますか?

膝の痛み、腫脹、発赤、曲げにくさ(可動域制限)などがあります。放置しておくと、関節炎が持続し、関節破壊につながります。

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