【医師に相談】緊張型頭痛という症状を知っていますか?

タグ: , 2026/1/10

Q:緊張型頭痛に漢方薬は効きますか?

はい、緊張型頭痛の治療において、漢方薬が有効な場合があります。一般的な鎮痛薬や頭痛薬が主に痛みを直接抑える役割を持つのに対して、漢方薬は体質そのものを改善し、頭痛が起こりにくい状態を目指すことを得意とします。特に、冷えや血行不良、ストレスなどが関わる緊張型頭痛と漢方は相性が良いとされています。

■よく使われる漢方薬の例

葛根湯(かっこんとう):
風邪のひきはじめで有名な漢方ですが、首筋や肩のこりが強く、ゾクゾクするような寒気を伴う頭痛に適しています。

釣藤散(ちょうとうさん):
中年以降の方で、朝方に頭痛が起こりやすく、高血圧傾向やめまい、耳鳴りを伴う場合に用いられます。

呉茱萸湯(ごしゅゆとう):
手足が冷えやすく、吐き気や嘔吐を伴うような、片頭痛にも似た強い頭痛発作に使われることがあります。

これらの漢方薬は、市販もされていますが、漢方の専門家に相談することをおすすめします。個人による体質や頭痛の異なる症状にあった最適な処方で漢方の効果を最大限に発揮できるからです。

Q:緊張型頭痛で避けるべき飲み物や食べ物はありますか?

アルコールは血管を拡張させ、特に飲み過ぎは頭痛を悪化させることがしばしばあります。頭痛が起きそうな時期は摂取を避けるほうが望ましいです。

また、チョコレートやチーズ、加工食品に多く含まれる添加物(チラミンなど)は、片頭痛の誘因となることが知られています。緊張型頭痛では誘因となることは少ないですが、頭痛持ちの方は念のため注意しておくと良いでしょう。

Q:緊張型頭痛でロキソニンを飲んでも効かないのですが、どうすればいいですか?

市販の鎮痛薬の代表であるロキソニン(ロキソプロフェン)が効かないと、どう対処してよいか分からず不安になりますよね。ロキソニンが効かない場合、いくつかの理由が考えられます。

■ ロキソニンが効かない理由

①痛みが強すぎる・慢性化している
長期間続く重度の緊張型頭痛では、脳が痛みに過敏な状態(中枢感作)になっていることがあります。この状態では、末梢の炎症を抑えるロキソニンのような鎮痛薬だけでは、痛みを十分にコントロールできないことがあります。
②薬を飲むタイミングが遅い
鎮痛薬は、痛みが本格的に強くなる前に服用するのが最も効果的です。「まだ我慢できる」と痛みをこらえてから飲むと、効果が出にくくなります。
③薬物乱用頭痛の可能性
最も注意が必要なのがこのケースです。ロキソニンなどの鎮痛薬を月に10日以上飲み続けていると、かえって薬が頭痛の原因となる「薬物乱用頭痛」を引き起こしている可能性があります。この場合、薬を飲んでも効かないか、効いてもすぐに痛みがぶり返すようになります。

■ どうすればよいか?

まず、鎮痛薬を月に10日以上服用している場合は、自己判断で薬を増やさず、速やかに頭痛専門の医療機関を受診してください。薬物乱用頭痛の治療には、専門医による適切な診断と指導が不可欠です。

Q:緊張型頭痛に効果的なストレッチや体操はありますか

■ 僧帽筋ストレッチ1

椅子に座った状態で、両手を頭の後ろに組みます。

あごを引くようにゆっくりと頭を前に倒していきます。そうすると、首の後ろから背中の筋肉が伸びて張ってきます。その状態で、15秒伸ばします。

■ 僧帽筋ストレッチ1

椅子に座った状態で、片方の手を反対側の肩に置きます。

押さえられている肩と反対方向の斜め前に向かって頭を倒していきます。そうすると、首から肩の筋肉が伸びて張ってきます。その状態で、15秒伸ばします。

■ 肩を回す体操

足を肩幅に開いて立ち、両肘を90度程度に曲げます。

肩を中心に前から後ろへ上着を脱ぐような感じで痛みのない範囲でできるだけ大きくゆっくり5回まわします。

次にリュックサックを背負うような感じで後ろから前へ5回まわします。腕だけでなく肩甲骨が動いていることを意識して行いましょう。

Q:緊張型頭痛に効くマッサージやツボ押し、はありますか?

■ ツボ押し:風池(ふうち)

首の後ろ髪の生え際で、耳と首の骨の中間にあるくぼんだ部分です。

ツボの押し方は「痛気持ちいい」くらいの強さで押します。指の腹を当ててじわ~っと押していきます。5~10秒押し、3~5セット繰り返します。強く押すと、刺激が強くなり痛みが増強したり、急激な血圧の変動を起こすことがあるため注意が必要です。

■ 頭のマッサージ1

両手の指の第2関節を曲げてグーの形にします。
薬指と小指の第2関節を耳の上に当てます。

耳の上を3段階に分けて皮膚を動かすように
上下に細かく手を動かしてマッサージします。1段階につき、10秒くらいの長さを目安に行います。

■ 頭のマッサージ2

両手を軽く広げて、小指球(手のひらの小指の付け根の盛り上がっている箇所)をこめかみの下あたりに当てます。

手を当てたまま、ぐるぐると後ろ回しで10回マッサージします。皮膚を動かすようなイメージで行います。その後、両手をこめかみのくぼみあたりに当て、ぐるぐると10回マッサージします。

■ 頭のマッサージ3

両手をグーの形にします。小指の第3関節を後頭部の耳の下、頭蓋骨の下の端あたりに当てます。

頭蓋骨の下ラインに沿って手で中心部へ移動させながら4段階に分けてマッサージします。こちらも皮膚を動かすようなイメージで行います。1段階につき10秒くらいの長さを目安に行います。

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