日本が誇るコンビニお菓子!小さい子供も安心のお菓子選びを管理栄養士が提案してみた
コンビニお菓子を選ぶときのポイント
1. まずは食品表示をチェック!栄養が補えるものを
食事と食事の間に食べるおやつの役割は「補食」。食事ではまかないきれない栄養を、間食で補うことが子供の成長にとって重要です。コンビニでお菓子を選ぶ際には、ぜひ食品表示をチェックしてください。栄養成分表示の欄で【炭水化物】や【脂質】の数値があまりに高いと、糖分や油分を摂り過ぎてしまいます。反対に体を構成する【たんぱく質】が適度に含まれているものはOKです。チーズケーキのような乳製品を使用しているスイーツは【たんぱく質】の値が高い傾向にあります。商品同士を手に取りながらそれぞれの値を比較すると分かりやすいでしょう。
また、原材料の欄も見てみましょう。原材料に野菜や果物、胚芽などが使われているお菓子は、ビタミンが補給でき、栄養価が優れているものが多いです。商品の例としては、ほうれん草が生地に練りこまれているケーキや、胚芽を使用したクッキー、フルーツタルトなどが挙げられます。
2. スイーツコーナーは魅力がいっぱい!できるだけ甘さ控えめを選ぶ
特にコンビニのスイーツコーナーでは、砂糖たっぷりの甘いお菓子が多く並んでいます。糖分が多いことの問題は、カロリーを摂り過ぎること以外に、血糖値が下がりにくくなって、大事な夜ご飯が食べられないこと。
夜ご飯前に食べるお菓子なら、ケーキやチョコレート菓子などをなるべく避けてください。甘さ控えめで素朴な味のクッキーや、砂糖を使用していないせんべい、あるいはカボチャやサツマイモプリンのような自然の甘味を活かしたものを優先しましょう。
3. スナック、チョコ菓子は美味しいけど…添加物が少ないものを探そう
食品表示の原材料の欄を見てみましょう。スラッシュ(/)で区切られた後の材料は全て添加物です。特に注意が必要なのは「甘味料」。最近のダイエットブームにより甘くて低カロリーの人工甘味料が使われているスイーツも多く、これは子供の味覚にも影響する恐れがあるのでなるべくなら避けましょう。添加物としてよくある甘味料には、アスパルテームやアセスルファムカリウム、キシリトールなどがあります。せんべい、羊羹、最中などの和菓子類は添加物が少ない傾向にあります。
4. 意外と見落としがち!誤嚥しやすいものには注意
栄養だけでなく、誤嚥するおそれがあるお菓子にも注意しましょう。弾力のあるゼリーは喉に詰まってしまいやすいため、食べる際には小さく刻むなどの工夫が必要です。また、大福や団子など、和菓子に多いお餅系のスイーツは3~4歳まで控えてください。
ポイントを押さえて、正しいお菓子の選び方を
手軽で美味しいコンビニお菓子。選び方に注意すれば大切なわが子に安心してあげることができます。子供にあげるお菓子を選ぶときには、糖分や油分が過剰にならないようにし、体に必要な栄養素が摂れる、添加物が少ないといったポイントを意識しましょう。そのためには、買う前に食品表示を確認したり、パパやママも実際に自分で食べてみて、「甘すぎないか?」「油っこくないか?」「喉に詰まらないか?」というようにチェックすることも大切です。
[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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