離乳食での野菜の解説 それぞれの注意点とおすすめとは

タグ: , , 2024/8/28

離乳食で利用できる野菜の解説:きゅうり、トマトなど果菜類

果菜類 :離乳初期の調理法と注意点

離乳初期では、きゅうりは加熱してからあげます。形状は、とろとろのポタージュ状から慣れたらヨーグルト状が目安です。きゅうりの皮は固いので、ピーラーで厚めに皮をむいて、茹でます。離乳初期は、茹でたものをすりおろしてペースト状にしたら完成です。きゅうりから水分がでるので、お湯などで伸ばす必要はありません。また、縦に半分に切ったきゅうりの中身をスプーンですくって取り出したものを加熱して与えるのでも可能です。

トマトは、スプーンなどでヘタをくり抜き、鍋に水を張って、トマトの皮が剥がれてくるまで茹でます。トマトの皮や種は舌触りが悪く、飲み込みにくいので、赤ちゃんの消化機能では負担がかかります。離乳食期の間は、湯むきをし、種や皮をしっかり取り除いてあげましょう。離乳初期では、湯むきしたトマトを裏ごししてペースト状にします。トマトも水分が含まれているのでお湯で伸ばす必要はありません。

トマトはアレルギー症状が出る場合があるので、初めてあげる時は、痒み、発疹などのアレルギー反応が出ないかどうかを気を付けましょう。初めてあげる時は、小さじ1くらいからゆっくりと与えます。食べた後、口の周りが赤くなる、痒そう、体に発疹が出る、などいつもと違う症状が出たら、病院に連絡するか、受診する必要があります。





果菜類 :離乳中期の調理法と注意点

離乳中期では、固いものがまだ食べられないため、きゅうりの皮は、取り除いて調理します。きゅうりを2~3mm角に細かく刻み、加熱します。食べにくそうであれば、さらにフォークの背などで細かく潰してあげると食べやすくなります。
離乳中期のトマトの調理法は、離乳初期と同じです。離乳中期も赤ちゃんの消化機能はまだ未熟なので、必ず湯むきをし、皮と種は取り除いてあげます。トマトはもともと柔らかいので、細く刻んだものが食べられるようになります。

果菜類 :離乳後期の調理法と注意点

離乳後期から、生のきゅうりが食べられるようになります。まだ歯が生えそろっていないため、歯ぐきで潰して食べられるようにしてあげましょう。きゅうりの皮がついていると歯ぐきで潰せないので、皮を取り除き、5~8mm角ほどの大きさに刻みます。手づかみ食べが始まるので、そのままきゅうりを食べるときは、スティック状にしてあげるのもおすすめです。

トマトは離乳後期も離乳初期と同じ方法で調理します。離乳後期も赤ちゃんの消化機能はまだ未熟なため、湯むきをし、皮と種は必ず取り除き、5mm角ほどに大きさに刻みます。

果菜類 :離乳完了期の調理法と注意点

離乳完了期になると、きゅうりは皮付きのまま食べられるようになります。きゅうりは手づかみ食べしやすい食材なので、おすすめです。

トマトの調理法は、離乳初期と同じです。離乳完了期ごろも消化機能はまだまだ未熟なので、トマトは湯むきをし、皮と種は取り除く必要があります。大きさは1cm角ほどにしてあげましょう。湯むきは1歳半ごろまで行うといいでしょう。幼児期なっても、まだ咀嚼力が弱くトマトの薄皮はなかなか噛みちぎることができません。トマトをそのまま食べられるようになるのは、3歳ごろが目安です。

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