糖尿病と筋肉量の関係について
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
サルコペニアにならないために
からだは筋肉がないと動きません。
身体活動・運動と健康に重要な有酸素運動,筋肉トレ―ニング,柔軟運動,複合トレーニングは、脚や腕、胴体など各部位に筋肉が付いていないと実践できませんよね。
【関連記事】その症状、肝機能低下のサインかも!「肝臓」と「疲れ」のつながりについて
みなさんも一度は聞いたことがある代表的な筋肉を5つ上げてみましょう。
1.大胸筋;胸板にある筋肉
2.上腕二頭筋;腕の力こぶになる筋肉
3.僧帽筋;首から肩に掛かる筋肉
4.腹直筋;いわゆる腹筋
5.大腿四頭筋;太ももの前方にある筋肉
筋肉の減少は代表的な生活習慣病である糖尿病と関係しています。もともと筋肉量は20歳から減少し始め70歳では半分になってしまいます。(※1)
糖尿病はインスリンというホルモンの働きが悪くなって、血糖値が高いままの状態が続く病気です。
このインスリンのおかげで高血糖が抑えられるのですが、その他にたんぱく質が分解されてできたアミノ酸を筋肉に供給する役目も担っているのです。なので糖尿病になると筋肉量に悪影響を及ぼすリスクが高まるのです。(※2)
筋肉が減れば筋力も低下して 「サルコペニア」という状態になり、からだが弱ってしまいます。
弱くなれば運動できなくなる。運動できなくなれば筋肉も更に減ってくる。まさに負のスパイラルに陥ってしまいます。