アスリートも取り入れる 深い呼吸でゆったりと。腹式呼吸法でリラックス
腹式呼吸のメリットとは?
腹式呼吸とは、胸郭(胸の周りの内臓を覆っている骨)をなるべく動かさず、お腹を膨らませたりへこませたりする呼吸法。
この呼吸法のメリットは、たっぷりと酸素を吸い込んで吐き出せる点にあります。深い呼吸をすることで、副交感神経を優位に働かせ、リラックス効果をもたらします。
アスリートの多くも腹式呼吸法を取り入れ、試合の大事な場面でも最高のパフォーマンスができるよう、心を落ち着かせているといわれています。さらに、自律神経が整うことで体温が上がる、免疫力アップなども期待できるそう。
かんたん!腹式呼吸法を身につけよう
腹式呼吸はどんな体勢でもできますが、初めての人は、椅子に腰かけたり、仰向けに寝るとやりやすいでしょう。
まず、頭のなかでゆっくり1、2、3と数えながら鼻から息を吸い込みます。お腹に空気をためるイメージで、思いっきり膨らませます。
次に、1から10を数えながら、口から息を吐き出します。一気に吐き出さずに、ゆっくり吐くことを意識しましょう。ポイントは、息をしっかり吐き切ること。このとき、おへそから指3本分の臍下丹田(せいかたんでん)という部分に力を入れて吐くと、よりリラックス効果が高く、なおかつ集中力も高めやすくなるといわれています。
以上を、一度につき10回程度くり返します。
お風呂に入っている時や寝る前などに行うと、よりぐっすり眠れそうです。呼吸が浅くなりがちな人は、さっそく今日から始めて、いきいきした毎日を送りましょう♪
【監修】
スポーツクラブNAS
スポーツ健康医科学研究室
後藤 真二
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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