制汗スプレーだけじゃダメ!?気になる汗のにおいを消すのに重要な3つのポイント
いよいよ梅雨明け、夏本番を迎え、汗をかく機会が増えてきました。
汗の臭いが周囲に気づかれていないか、心配になることはありませんか?
今回は、汗臭の原因と、すぐに実践できる対策をご紹介します。
1.汗臭の原因は常在細菌にある
汗の臭いの元凶は、皮膚表面に常在する細菌にあります。
この常在細菌が汗を分解することで、酸っぱい臭いが発生するのです。
また、40~50代になると皮脂の分泌が増えます。
常在細菌は、皮脂を酸化することで、加齢臭と呼ばれる油っぽい臭いの元になるともいわれています。
2.夏の汗のにおい対策に必要な3つのポイント
では、どうしたら汗臭を防げるのでしょうか。
今日から取り入れられる対策を3つご紹介します。
2‐1.汗腺トレーニング
汗臭を防ぐために、汗腺トレーニングは欠かせません。
若いころは汗がサラサラしていたのに、最近はべたべたしている?と感じている方も多いのではないでしょうか。こうした汗の変化は加齢や運動不足に伴い、発汗機能の低下からも起こるといわれています。
そのため汗腺を鍛えると、質の良いサラサラの汗をかけるようになるといわれています。ベタベタ汗は肌に長く残るため、臭いが残りやすくなる原因のひとつです。
汗腺トレーニングを実践し、質の良い汗をかきましょう。
おすすめのトレーニングは、有酸素運動や手足高温浴です。
有酸素運動には、ウォーキング、ストレッチ、水泳などがあります。
早朝の涼しいとき、また忙しい人は、夕日が落ちて暑さがやわらぐ仕事帰りに、1駅分だけ歩いて帰るなどしてみましょう。
また、手足高温浴は、毎日の入浴時間に実践できる汗腺トレーニングです。
下記の手順で行ってみてください。
(1)浅めにお湯を入れた浴槽に、バスチェアを沈めて座ります。
(2)ひじ下、ひざ下、お尻だけがお湯につかった状態で10~15分入浴しましょう。
お湯の温度は、43~44℃がおすすめです。(※1)
2‐2.汗臭対策グッズ
汗臭を防ぐために、制汗スプレーや汗拭きシートなどを活用しましょう。
出勤時や外出中に汗をかいたと思ったら、汗拭きシートで速やかに拭き取るようにしましょう。
制汗スプレーは、汗を拭き取ったあとに使うのがおすすめです。
また、衣類の選び方も重要です。
汗を吸収・速乾してくれるインナーをスーツの下に着たり、吸湿性に優れた綿のシャツや通気性の良いリネンのパンツを選んだりするといいでしょう。
2‐3.和食中心の食生活
食生活も、汗臭の軽減に関係します。
脂肪分の多い洋食は、体内で分解されて脂肪酸を作り出し、臭いの原因となるからです。
そのため夏場は野菜、豆類、海藻など抗酸化作用のある栄養素を豊富に含む和食中心の生活を心がけましょう。
抗酸化作用のある栄養素は、質の悪い汗に含まれるタンパク質や脂肪の酸化を防ぎ、臭いの発生を抑える効果が期待できます。